カメラは筆記具、フィルムは絵の具。それは、書道なら筆と墨の関係。絵画なら絵筆と絵の具の関係。カメラとフィルムのペアリングで遊ぶ。客注品ではない故の自由を楽しむ。好きなことを職業にしようと努力するか、それと生業とは一線を引いて、まず働くか。戦前は女房を外で働かせて絵を描くヤクザなやつがいて、時代もそれを許すようなところがあった。そんなのは作家にも詩人にもいた。写真家は知らない。そもそも写真館と新聞社以外に写真家の需要があったかどうか。どんな場合も、出来れば制約なく自由に制作したいという気持ちは同じだが、生活費を稼ぐ能力に長けているか否かの差は大きく、忙しさにかまけ、作品を制作しなくなる作家の数にはおびただしいものがある。一応、どんな専門職も同時代の平均的営業職の年収を基準として、最低その三割増しは欲しい。機...人生をどう生きるか
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