束の間の夢の中わたしの隣りであなたは寝息を立てている少し硬いその髪を撫でながらまだあどけなさの残る寝顔を見つめるカーテンを少しだけ開けてみると刑務所色した現実という朝日が差し込むわたしは慌ててカーテンを閉めるまるで砂浜に作ったお城のようにあっという間に跡形もなく消えて行く 夢あと一刻あと一刻あと一刻砂のお城が崩れて行くのを感じながらそれでもわたしは未練がましく夢に逃げる刑務所色の現実に戻ることがつ...
ゴミ出しを忘れて死にたくなった靴下が片方しかなくなって死にたくなったお気に入りのTシャツが消えて死にたくなったこの急いで過ぎる日常に私は着いて行かれないこの余りにもせわしい街に私はとても馴染めないただ日常に馴染んだフリをつづけてるから家に戻ると倒れ込むゴミを出し忘れて次のゴミ出しの日までこのゴミをどうしようかと悩みあぐねた疲れ切っているのに失くしたTシャツが忘れられなくて血まなこになって探し始めた...
希望も 夢もない場所で夢を持てとか希望を捨てるなとか言われてもここには希望も夢もそもそも ないのだからそんなこと言われてもまるで意味が わからない希望も 夢も幸せもそんな言葉のある世界を私は もう忘れただからそういう言葉を耳にすると古傷が痛むんだよ11日が12日になって今日の次に明日が来てただ おんなじことの繰り返しでああ 今日もまたカーテンを開けなくちゃって思うときの 絶望感こんなただのリピート...
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