甘い甘い夢を また買った束の間の夢を歓喜がほとばしるような夢を偽りの夢を虚構の夢を歓喜と切なさとがないまぜになったようなあの夢が恋しくなってたとえ偽りでも虚構でもわたしは夢を食べてしか生きられない哀しい女だからあの人の体温をもう一度耳元に感じるあの人の吐息をもう一度偽りでもいいまやかしでもいいわたしはそんな夢を食べてしか生きられないやがて 夢は泡沫の如く消えた現実 という電車に揺られ偽りの夢の後遺...
賽の河原で 待っている乗せてはもらえぬ渡し舟を 待っているきらめく朝日は私に 朝を教えてはくれない色とりどりの花は私に 春を教えてはくれない賽の河原で 待っている乗せてはもらえぬ渡し舟を 待っている賽の河原で舟に乗せてもらうためのコインを 数えてるきっと乗せてはもらえぬと知りながら死んだ子の 年を数えるように一本一本 指を折ってはあなたとの時間を 数えてるきっとあなたは戻って来ないと知りながら重い...
ゆめ実家の中がお団子屋さんで早朝バイトをしている夏休みの最後の日に高校の卒業式?を私の実家でやるでも小学生のときのメンバー私だけもう大学を先に出ている中、大学…
珈琲カップからひとりぼっちの香りが部屋中に 漂っているひとりぼっちを 飲み干すと苦さが 口の中に広がる春だというのにどこも ひとりぼっちに満ちている窓を開けてもひとりぼっち歩いても ひとりぼっち陽の光がひとりぼっちを 悲しく照らす春一番がひとりぼっちを 連れて来るじゃあね またねそう言い合って別れてもまたねのその日は きっと来ないまたね は ひとりぼっちの合図空一面 ひとりぼっちを仰いでは悲しくて...
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