昔作った詩と、最近の詩
未来なんか なくても良い絶望していても 良いただ バカみたいにぼろぼろ涙を 零しながらひとに 迷惑を沢山かけてその分ひとに 優しくありたいどこまでもみっともなく 生きてみっともなく 死にたいそもそもかっこ良い死 なんてあろうはずもないたかが一匹の猫の 死に様がどんな立派な人間の 美辞麗句より深く 染み入るように私に 教えてくれたこと#50代女性#現代詩#詩#ポエム#心#いのち...
私は いつかいなくなりたい死ぬことじゃない生きていてもいなくなるんだそれは自分に こだわり囚われた結果病んだ私の心のちょうど 向こう側にある心そこに行き着いたら落ち葉の季節を恐れることも凍った冬に怯えることもなくなる善悪とか生死とか幸せとか不幸とかそんな 二律背反の世界はどうってことじゃない私は どこにもいなくなるだけど私は森羅万象どこにでもいるだって私は落ち葉だものだって私は雨だものだって私は冬...
長めのテキストはもう見飽きた安いJ-POPの歌詞みたいな羅列君が思うより僕の体温は低くてどちらかといえば無関心に近い深夜のノリは勘弁してよねいつまでも心は…
生まれたての夜の中で私はどれだけ泣いたのだろう温かな胸をどれだけ探したのだろう誕生してすぐに見た 闇光が見えない恐怖の中で泣き叫ぶしかなくて空腹に堪え冷たい空気に堪えるしかなかったの大いなる世界への入り口が私には わからなかった私の誕生を周りが祝福してくれると感じられずに私は闇に寝かされた泣くことでしか欲求を伝えられなかったから必死で泣いたけどその泣き声は誰の耳にも 届かなくて私は 世界からしめ出...
何だか 切ないときがある 何となく 切なくなるときがある ましてや 夏の終り いつしか日本の四季が すっかりおかしくなった 僕には今頃が 「夜の秋」を感じるのだが 切なさが 開けた窓から そっと 風と一緒に 忍び込んでくる (公園のベンチで寝てる老猫「ぬし」さん) ネッ...
赤い林檎が 落ちたときあなたの瞳も 落ちたんだ遠くで犬が 鳴いたけど私は 泣くこと出来なくてただ物を 飲み込めなかったどんなに胸が 痛くても日常は 何も変わらずに急いで 目の前駈けてった季節は 何もなかったように桜の開花を 告げていた私が落とした あの日の林檎私が落とした あの日の林檎落とさなかったら今も明るくあなたは笑っていたのかな今も二人でお茶を飲んだりしてたかな赤い林檎が 落ちたときあなた...
公園に捨てられた猫でした 真っ白だった毛並も いつしか薄汚れてしまいました ある日 記憶を辿ってみようと 飼われていた家を探しに出かけました だけど 公園の入り口から先は 全くわかりません 飼い主の匂いも全くしません それでも思う方向に 道路を渡って歩き続けました お腹を空...
わたしの胸の中にあるかけがえのないものそれは人生?自分?人間?ちがうなにかどこかちがう未来?思い出?こころ?ちがうなにかどこかちがうでも確かにあるこの胸の奥にあるかけがえのないものそれは まるで冬のはだか木のように確かで揺るぎないものそれは まるで夏の陽の照り返しのように強く変わらないもの決してぶれることのないかけがえのないものだからわたしは生きられるかけがえのないものかけがえのないもの#50代女性#...
からっぽな涙 霧吹きを頂戴くたびれた体にさえ 雨は降らない奪ったものに奪われて何が俺のものか 俺そのものが曖昧 はしゃぐ君に寄せた頬 あれって明晰夢だった…
自分がひとりになったことにベッドの中で 目覚めて改めて 気づくベッドの中で訃報を 聞くまどろみの中では昔と変わらず死者たちと語らい 楽しんで目覚めて初めて 訃報を 聞く改めて 悲しみ改めて ショックを受ける毎朝の 訃報は余りに過酷で余りにつらく日常を 見失う毎朝の 訃報に季節を 忘れ時は 止まる余りにも残酷な 日課悲しい 日課毎朝の 訃報#50代女性#現代詩#詩#ポエム#心#いのち...
夏になる秋が来るうつろう季節のささやきにどうかそっと耳を澄ませてそのささやきの言うままにただ 流れて行けばいい冬になる春が来る凍った風もやわらかな陽射しもどちらもきっと優しいとただ 信じていればいいめぐる季節をそのままにただ受け容れていればいいそしたら わたしは わたしでなくなってぐるぐる回る朝にも夜にもちゃんと着いて行けるから明日を生きて行けるから#50代女性#現代詩#詩#ポエム#心...
人間は着飾っていてもいつも物を食った その残飯を垂れ流し用を足した その汚水を垂れ流しているそして生きているだけで大きな罪を犯しているせめて自分の罪くらいはこの両手がどれだけ 汚れても自分で かき集めて償わなくてはならない昔々の あの夏の日を思い出して欲しい私たちは生きているだけで罪深いということを思い出して欲しい産まれたときから十字架を背負っているということを思い出して欲しい#50代女性#現代詩#詩#...
ゆりかごに 揺られながら遠くの死を見つめていたのママの手に 抱かれながら遠くの死を見つめていたのおともだちと遊べなくておきょうしつの隅っこで遠くの死を見つめていたの小学生になっておともだちができてお人形さんごっこをして遊びながら遠くの死を見つめていたの何をしているときもいつでもどこでも遠くの死を見つめていたの遠くの死は 私に誰かと つないだこの手がやがて消えるよと 教えたのあの子の傘に弾いた雨に死...
がびょうを 踏んだ痛みより座布団やラグマットに滴った血のシミを とることが面倒で伸びて来た爪を切るのも面倒でゴミを出すのも面倒で日常なんて面倒なことの連続で尿意 尿意頻回な尿意トイレに行くことも面倒で何のために生きてるの?そんな問いは やめましょう考えても無駄だから赤い血が出るのもゴミが出るのも爪が伸びるのも排泄するのもこの体が生きようとしてるからこの私が生かされているから体の営みはけなげですその...
ちえのわを ひろおうとしたら ひからびた ミミズ みちに ファスナーのように はりついた ムカデ ふみつぶされて こわれた ちいさなバイオリンの かたちした カマキリ さやんさやんと あさがおが うたい みちばたの くさたちが おきょうをとなえる わおおん むおおん わおお...
お腹が空いたから何か 食べたい咽喉が渇いたから何か 飲みたい誰もが思う 日常の中の当たり前の欲求と苦しいから 死にたい欲求は私にとって 同列で他の欲求と何もひとつ変わりないそう死にたい と食べたい は私の中では 同じこともう30年以上も前から死にたいまま生きている死にたいと思いながら仕事をして死にたいと思いながら遊んで死にたいと思いながら男と寝て私は この欲求と常に同居しながら葛藤し疲弊しながら生...
いのちが ひとつ消えたのに役所に死亡届けを出すと「死亡届けでーす!」とやけに明るく窓口の女性が言う埋葬許可証を渡されて「これは絶対に失くさないでこれがないと火葬ができません」とか どうでもいことをやけに真剣に言われるその町の人口がひとり 減る284,678人だった町が284,677人になるたった たったそれだけのことなんだと痛感した あの日いのちが ひとつ消えたのにどんな 悲しみにも町は見事なまでに頓着しないと...
この肉体は常に熱く 火照り常に重く のしかかり私ひとりの力では支えようもない周りを見回してみても春の明るい 陽射しや白く輝く アスファルト道やのどかに語らう 人々の姿はこの目に何ひとつ映らない耳をそばだててみても行き交う 車の音や楽しそうな 人々の笑い声は何ひとつ聞こえないただひとりきりで漂い手さぐりしてもこの手に何ひとつ触れるものはないべつに泣くほどの悲劇でもなく笑うほどの喜劇でもないたいくつな...
ことばを 紡ぐことばを 紡ぐそれはまるで瞬く星から星を星座の形にひとつひとつ繋げているようで毎日毎日ひとつずつ繋いだ星座を空に掲げているようで心を 紡ぐと安らげる悲しみの 星をひとつ苦しみの 星をひとつ不安の 星をひとつひとつひとつ 丁寧につなげて光をともして 星座に掲げると私の心も 輝ける悲しみや苦しみの星座は夜空に大きく またがって「わたしのことば」として瞬きつづける悲しみや苦しみで紡いだ星座...
麻薬代わりに珈琲を 飲み睡眠 欲しさに眠剤を 煽る終わっている自分を感じながら終わらせないことを強要されるのが 苦しくていつもの窓からいつもの空を 仰ぎ見るこの世に 疲れて傷を負った心を春の風に 乗せてゆらり ゆらゆら遠く 遠くあの空まで 連れて行く「生きる」という傷を少しでも 癒やすためごめんなさいごめんなさいでも生きることは私には痛いです「生きる」という傷が痛いです痛いです私にとって生きること...
使い古した この両手で一体何が 掴めるのだろう歩き疲れた この足で一体どこまで 行けるのだろうひび割れてかさつく指も そのままに歩きつづけて 血が滲む二本の足も そのままに春の見えない真冬を 旅する春を無想しながら終わらない真冬を 旅する#詩#日記#ひとりごと#日常日記#ポエム#心...
夏花火宴の夜夏になると戻って来る魂たちと 対話する秋あかね落ち葉の夕暮れひとりひとりひとりの風に撫でられる冬模様白い朝吐く息の白に街中が 染められる誰もいない誰も誰もめぐる季節にひとり 泣く声を殺してひとり 泣く#詩#日記#ひとりごと#日常日記#ポエム#心...
あなたのことが 好きだからその血と肉を見つめようあなたのことが 好きだからどんな悪でも引き受けようあなたのことが 好きだからどんな欠如も抱きしめようあなたのことが 好きだから喜んでこの心を この身を削ろうただあなたのことが 好きだからあなたのことが 好きだから#詩#日記#ひとりごと#日常日記#ポエム#心...
感情が 溢れに溢れて悲しい寂しい苦しい切ない感情色の言葉の 破片が大雨のようにバラバラと落ちて来てああ不器用な私の手ではとてもとても 紡げない紡いでも紡いでも紡ぎ切れない感情が大雨のようにバラバラと降って来るああ降って来る降って来る感情色の言葉たちをちゃんと ちゃんと紡げないと私の心はつぶれてしまう追いつかない追いつかない紡いでも紡いでも降って来る感情の 大雨#詩#日記#ひとりごと#日常日記#ポエム#心...
夢を語るだけの時間は私にはもうなくなった100万人の人に嫌われてもあなた一人が愛してくれたらわたしは それで十分なのに私の軌跡は砂の上歩いても歩いても足あとが残らないもつれた糸がほどけなくてただ心の奥の悲しい歴史を垣間見たその悲しみをもしもあなたが半分だけ引き受けてくれたなら私は それで十分なのに通り過ぎる家から漏れる灯り闇の中でもあなたが手を握ってくれたら私は それで十分なのにあなたは どこへ行...
はしゃぐ白猫やまぬ いたずらさえ嬉しくて白猫というちいさな春がささやかな春がこの部屋に きらきら光る満開の桜とは ほど遠いけどちいさな春のちいさな花が 私の前で 花びら広げ走る 走るこの手にすっぽり入るだけのちいさな春を私は大事に大事にそっと握って 暖めるこの ちいさな春がささやかな春がずっとずっと暖かなままつづきますようにと祈りながら祈りは届かなかったんだね・・・ちいさな春が永遠に消えるなんてこ...
地にのめり込みそうな夜は誰もいない誰かを 向かいに見て話をするの誰かがいてくれるみたいに地にのめり込みそうな夜はいつもより一層 濃いコーヒーを飲むのその濃さで 今日のことを忘れるために地にのめり込みそうな夜は煙草の煙を 思い切り吸うの白い煙で 明日が見えなくなるように地にのめり込みそうな夜はあの人を思わないの思い出すと 悲しくなるだけだから地にのめり込みそうな夜は何をしても地にのめり込むの沈んで沈...
昔作った詩と、最近の詩
俳句を毎日アップしていきます。よろしくお願いします。
現代短歌とエッセイ
子どもも大人も楽しめる童謡や詩を。時には切ないさびしい気持ちの詩や童謡を、素直な気持ちで前向きに。
季節の写真と吹く風にしみる心の俳句を掲載します
遥か遠い あの空まで 羽ばたきたい。
遥か遠い あの空まで 羽ばたきたい。
詩を書いていきます(´,,•ω•,,)
俳句を載せてまいります
心からあふれた言葉を激しく詩にしています。あなたに会えて幸せです。