昔作った詩と、最近の詩
【橿原市】16年間都が置かれ持統天皇らによって律令国家体制が進められた『藤原宮跡』
【橿原市常磐町】大伴家持が詠んだ万葉歌碑がある『春日神社』
#4418 巨勢山のつらつら椿つらつらに見つつ思ばな巨勢の春野を
#4412 我が衣色取り染めむ味酒三室の山は黄葉しにけり
#4406 大野らに小雨降りしく木の下に時と寄り来ね我が思ふ人
【三郷町立野南】万葉集にも詠まれた神奈備神社と風の神様・龍田大社
ぬばたま
#850 レビュー 『田辺聖子の古典まんだら 上』田辺聖子
#4401 夕凝りの霜置きにけり朝戸出にいたくし踏みて人に知らゆな
零れ萩
#4396 夕月夜心もしのに白露の置くこの庭に蟋蟀鳴くも
万葉集から見る地名由来、そして鵺伝説をたどる~浜名湖
#4393 高松のこの峰も狭に笠立てて満ち盛りたる秋の香のよさ
#4392 春の雨はいやしき降るに梅の花いまだ咲かなくいと若みかも
秋日和昼下がり
呼吸を止めた朝空はいつも通り笑ってる ほんの少しの隙間風あれは錯覚なんかじゃなかった 手を伸ばしても もう届かない君との距離は生と死のよう 姿 形 影さ…
苦しいときは苦しみに 喘ぐだけの時間が欲しい悲しいときは悲しみに暮れるだけの時間が欲しい現実が余りにも 厳しくて苦しむ いとまさえ与えてはくれない周囲の人からは「がんばれ(苦しめ)!」と言われるがんばっているじゃない?さんざん苦しんでいるじゃない?お願いどうか蝉が羽化するだけの 時間を小鳥がねぐらに帰るだけの 時間を私に 与えてその時間だけ苦しみに 耽るから...
冬の夜空を見上げて ひとりコーヒーカップを傾けて ひとり煙草のけむりをくゆらせて ひとり心配の雪がはらはらと 舞い落ちるそんな雪を 身にまとってひとり見えない春を 見つめてひとり...
1999年11月10日水ようび はれおかあさんが死にましたおかあさんはわたしに いぞんというおおきなかたみを のこしました1999年11月10日水ようび はれおかあさんが死にましたぎいぎいというはげしいおとを立てて 呼吸してくるしみぬいて 死にましたおいしゃさんが「ご臨終です」とじむてきに言いました。おかあさんのきいろい体はすぐにつめたくなっていきました1999年11月10日水ようび はれおかあさ...
冬が これだけ長いなら私は ずうっと沈んでいたい茜の夕陽と 連れ立ってただ ただずうっと 沈んでいたい私にもまだ愛する力が残っているか人の心が残っているか胸の痛みを 押さえるように夜露に触れて 確かめながらむき出しの本能もそのままにただ ただずうっと沈んでいたい長い長い 冬の中で人 でなくヒト に成り下がってしまわぬように茜の夕陽と 連れ立ってただ ただずうっと沈んでいたい...
いつか あなたの瞳から溢れ出た わたし という雫はあなたから離れてもどこへ流れても決してあなたを 忘れずにいてあなたの心を浄化するわたしが雨の水になって道を叩いてもわたしが山の湧き水となって人々の咽喉を 潤してもわたしはあなたを 忘れないわたしが川の水になって上流から下流へ下流へと流されて大海へ出てもわたしは あなたを 忘れないどんな大海の一滴になるよりもあなたの瞳に返りたいいつか いつかきっと ...
空も大地も、心も濡れる梅雨の頃。 情の高ぶるこの時期は、しっとりと繊細に垂れる花の面に身体を巡った血の気が浮かぶ。濃い紫色の血管が柔らかな白い肌に模様を刺して、純粋だったはずの色は不
毒母だったお母さんの毒が体中にまわってわたしは いつしか孤独病に陥った誰も わたしに気づかないわたしは 誰にも愛されないそんな毒に侵されて一生治る見込みはないそんなことはないんだよちゃんとわたしを愛してくれる人はいるんだよそれがわかっているのに毒母の毒は猛毒で「否定」や「分裂」ばかりがわたしの心を支配して体中を侵していくつらいその理性がある限り誰もわたしを助けてはくれない...
帰り道で夏に出会った。 酷い暑さで幻を見たのかと思ったけど、確かに夏は目の前に居た。 冴え渡る青空に向かって問いかけてみる。 どうやら彼は夏の布令(ふれ)をみんなに知らしめる役割を担ってい
指の間からしきりに零れる時の砂初夏の風は十分 優しいはずなのにひび割れるこの両手どこか遠くへ行ったきりいつまで待っても帰って来ない私の心心を失くしてただ うろうろと彷徨うだけの 私のこの身...
死者たちの血肉を 塗り固めて道路ができる死者たちの骨を 粉々にしてビルができる人は禁断の木の実を食べつづけるそして罪が 生まれるその報いを生者は 受けつづける生者はそれに気づくことなく禁断の木の実を食べつづけるこの足の下に眠る死者の魂を踏みつけながら人は 生きている死者の魂を踏みつけながら生きている...
生きるのを全部やめることはしないからこの人生を投げ出すことはしないからせめて ほんの少しの間だけ生きるのを休ませてせめて この闇空が明けるまでせめて この1本の煙草が燃え尽きるまでせめて この降りしきる雨があがるまで生きるのを休ませて人生を休業させて...
梅雨明け間近にジメってしまった やるキの根っこは腐ってしまって 花芽がつぼみで落っこちる まずいまずいとお薬撒き撒き 応急処置だけしてみたけれど 先に控える夏の暑さに こんキが耐えてくれる
なんか書いたなあ・・こんなタイトルの記事・・・と思って見てみたら、同じタイトルで去年アップしてました。言いたいことは一緒だけど、表現はちょっと違うので改めてアップします。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー寄り添うそれはきっと相手の苦しみを自分も 一緒に 背負うこと寄り添うそれはきっと半分までいかなくとも三分の一でも十分の一でも相手の悲しみを自分も一緒に引き受けること豪雨の中ずぶ濡れの...
「必要な単語を打ち込めば、自分の代わりに調べてくれるなんて言うのは幻想なんだよ。 パソコンは助手のように調べてなんかくれないぞ? ネットの海に漂っている情報を集めてくれるだけ。調べるというのは、
雲は常に変化し続けて、止まることなく形を成している詩人。 木々は百年を繰り返す色彩で、世代を超えた感動を与え続けられる作家。 波はどこにも同じ音が無い筈なのに、悠久普遍と評される歌手。
自分の心さえ思うままにはならないけれどわたしは 知りたいあなたの 心をあなたの心の大事なものをその優しさの裏であなたは きっとこの土砂降りの雨のように泣くのでしょう?その柔和な笑顔の裏であなたは きっと全ての生きものが眠る真冬のように苦しむのでしょう?時折遠い目をするあなたには一体どんな景色が映っているの?わたしは 見たいあなたのその目に映る 景色をもしもあなたが 悲しいのならわたしも一緒に 悲し...
みんな忙しいのね予定でいっぱい私の予定なんてシステム手帳を持つ必要もない覚えていられる程度の予定一日の長さは忙しい人もそうでない人も同じはずでも 忙しい人は時間がすぐに経つのでしょうそうでない私の一日は長いまるで何の味もしないゆでただけの麺をすすっているみたいなそんな長さまるで何の快感もないセックスをつづけてるみたいなそんな長さ今月のカレンダーに丸がたった三つ今日も 自己主張してる...
七月七日は曇り空 星の欠片さえ見えなくて 令和僕らの道のりは 遠すぎるよ 距離よりも 思い出しては過ごしてる 可愛い唇笑い顔 いつになれば触れあえるだろう 気兼ねなく抱き合えるかな 雲の上
太ったパンチと喧嘩になった あの子の涙の行方をめぐり 死地を探すポーンのフリして 裸のダイスを握り込む 『ゾロ目が「やっちまえ」とそそのかす夜』 ***
国が とうとう狂った戦争でB29が空から降ってきているのに空襲警報が発令されているのに世界の祭りをやろうという狂った国の下で国民も 狂い出すコロナコロナコロナが怖いワクチンワクチンと万能薬でも手にするかのようにワクチンに殺到している何が真実か何が事実かそれを見極める目を持ってウイルスが梅雨空を 舞うけれどそれは今に始まったことじゃない人はウイルスと共に生きて来たのウイルスが梅雨空を 舞うこれからも新...
自らの「症状」に振り回されて不安の虜になって眠れぬままに周囲の寝息を聞いていると余計に頭が冴えて来る「安心」を得るためならどんなことも厭わぬこの病疲れ果て朝をひたすら 待つそんなときはくだらない星占いにまで頼りたくなるひとり 狂う夜明け前...
この間テレビの円周率関連の話題の時、『円の直径を求めた後で円周の長さを正確に求めるのは不可能に近い』みたいな話があったんだよ。 ソクラテスが多角形を用いて円周を求めようとしたなんて話だね。学校でや
私の母は向島(墨田区)出身だったので、昭和20年3月10日の東京大空襲の直撃を受けた。そのときのことを私は何百回も!聞かされたので、自分が体験したことのように、もう見える。空から雨のように降って来た黒いB29も、墨田川や道いっぱいに埋め尽くされた黒焦げの死体も。家族みんなで逃げた、小さな神社の佇まいも。食べる物がなくて、おばあちゃんはそこらの雑草を引きちぎって食べて、子供たちに食べさせたことも。だから、辛い...
昔作った詩と、最近の詩
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現代短歌とエッセイ
子どもも大人も楽しめる童謡や詩を。時には切ないさびしい気持ちの詩や童謡を、素直な気持ちで前向きに。
季節の写真と吹く風にしみる心の俳句を掲載します
遥か遠い あの空まで 羽ばたきたい。
遥か遠い あの空まで 羽ばたきたい。
詩を書いていきます(´,,•ω•,,)
俳句を載せてまいります
心からあふれた言葉を激しく詩にしています。あなたに会えて幸せです。