昔作った詩と、最近の詩
絹片目の天使お前はもう二つもの お病気にかかってしまったんだねおくすりも ふえちゃったね痛くて苦しいときもたくさん あるだろうにお前は不満 というものを持たない真白なお前はただ じっと雪の重みに堪える冬の花お前が 冬の花ならばそっと その枝を摘んで暖かな部屋の花瓶に 生け愛でてやりたいいや お前は春の花なんだだから 寒い寒いよねでもなんとか二人でこの寒い寒い 季節を乗り越えて行こうね絹片目の天使つ...
私は わたしを捨てたくない底辺の雑魚だけどそれでも私は わたしでいたい有名でも金持ちでもないけれど私は わたしでありつづけたいときに 私は わたしの 醜い感情を見るそんなときはわたしを やめたくなるときに 私は嫉妬や羨望に 埋もれたわたしを 見るそんなときはわたしを 捨てたくなるけれどあなたを愛する わたしに出会うとき私は わたしでいたいと思うわたしにも人間らしい心があると知ったとき私は わたしで...
昨日に続き、歌稿プリントより、3首をアップします。 七夕の午後を妻へと逢いにゆく入院二日め初めて見舞う 賑やかに見舞いの話かわしたが家に帰ればふっと淋しい …
昨日に続き、歌稿プリントより、3首をアップします。 七夕の今朝が明けたが老い妻は入院中だ見舞いにゆくよ 老い妻の入院の日も山鳩は庭に短く鳴いて聞かせる 織田…
昨日に続き、歌稿プリントより、3首をアップします。 視床下部まわりの血管が詰まりぎみ難病指定と妻は笑うが 入院の妻を送りて久々の一人暮らしをうかれられない …
昨日に続き、歌稿プリントより、3首をアップします。 用心のスマホと車のキーを持ち芥出しに出る朝十時には 半夏生に鯖を食べたよわが地ではハゲッショサバと呼んで…
昨日に続き、歌稿プリントより、3首をアップします。 ジャングルのような庭にはオゾンとかフィトンチッド漂っている 葬儀あと義兄はわれの兄を訪い礼をしたとぞ妻は…
9月26日以来の「今日の3首」に戻って、(7-15)のアップです。 先日に五球を鉢に埋めた百合すべて芽が出た花を見られるか 着々と今日の予定は進みゆく歌稿の…
結社歌誌「覇王樹」2019年10月号でO・朝子さんが、「紅玉集展望(8月号)」にて僕の8月号の2首を批評してくださったので、昨日に続きその(2)をアップしま…
結社歌誌「覇王樹」2019年10月号でO・朝子さんが、「紅玉集展望(8月号)」にて僕の8月号の2首を批評してくださったので、その(1)をアップします。 ・平…
昨日に続き、結社歌誌「覇王樹」2019年10月号より、題詠「辺」1首をアップします。 題「辺」 廃れた語あっこらへんど(あの辺り)われの方言集に収まる 写真…
毎日が 命日なんです毎日が 喪中なんです毎日が 喪主なんですだから遊びに行くことも旅行に出ることも一切 ないんです悲しくても喪主の私は悲しむ暇もない頭はパンパンに張り詰めています何もかも 失くしました恋も 夢も 大切な人もみんな線香のけむりがひとすじの光みたいに部屋の中をつたって行きます毎日喪に 服しています毎日が 命日なんです毎日が 喪中なんです毎日が 喪主なんですぽちで救われる私がいます↓にほ...
あそべ あそべ白猫 あそべ春を 目指して白猫 あそべ秋冬を 駈け抜けて降り注ぐ 春の陽射しにあそべ あそべ白猫 あそべお前が咽喉を ゴロゴロ鳴らすその幸せお前がごはんを カリカリ食べるその幸せお前が どこも痛くないようにどこも苦しくないようにとただ祈るすっかり病弱になってしまったお前を大きな愛でそっと 包もうあそべ あそべ白猫 あそべ春を 目指して白猫 あそべ「愛」という言葉は苦手です。いつもなら...
空虚な音する何枚かのコインしか入っていない 古い財布と春の匂いが 微かに残るセピアになった 昔の写真と不安の時を ひたすら 刻んだ腕時計が私の遺品になるだろう吸いかけの煙草が私の人生を 物語るようにそのまま灰になって残るだろう段ボール1箱に十分 納まるだけの人生それでもこの世に何の悔いも 未練もない弔いではなく お祝いを合掌ではなく乾杯をもしも たむけてくれる人がいるのなら菊の花ではなくカラーの花...
孤独が髪に からみついて仕方ないので美容院へ行った「孤独の長さの分だけ 切ってください」と言ったらべリーショートになったそれでも髪が伸びればまた 孤独この目からしきりに零れる腐敗の涙ぽちで救われる私がいます↓にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村...
強過ぎる 正義に傷つき勘違いの 善意に息を 詰まらせるひとを殺傷できるのは銃やナイフだけではない正義は ひとを助け同時にひとを 殺す善意は ひとを慰め同時にひとを 苦しめる正義に殺されるくらいなら私は 不義に殺されたい平和を守るために戦争は起きるだから砲火の音は 止まないぽちで救われる私がいます↓にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村...
先の9月18日の記事、入手した4冊(4)で紹介した内、小坂井大輔・歌集「平和園に帰ろうよ」Kindle Unlimited版を読み了える。 書肆侃侃房の新鋭短歌シリーズとして、9月15日の記事、寺井奈緒美・歌集「アーのようなカー」同を読むに次ぐ。 「平和園」とは、名古
角川書店「増補 現代俳句大系」第15巻(1981年・刊)より、6番目の句集、和知喜八「同齢」を読み了える。 先の9月9日の記事、鈴木六林男・句集「桜島」を読む、に次ぐ。 原著は、1976年、響焔発行所・刊。406句、著者・あとがきを収める。 和知喜八(
昔作った詩と、最近の詩
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現代短歌とエッセイ
子どもも大人も楽しめる童謡や詩を。時には切ないさびしい気持ちの詩や童謡を、素直な気持ちで前向きに。
季節の写真と吹く風にしみる心の俳句を掲載します
遥か遠い あの空まで 羽ばたきたい。
遥か遠い あの空まで 羽ばたきたい。
詩を書いていきます(´,,•ω•,,)
俳句を載せてまいります
心からあふれた言葉を激しく詩にしています。あなたに会えて幸せです。