昔作った詩と、最近の詩
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とにかく君をお慕い申す ── 続・残夏日記 令和六年十一月二十三日(土)
湯たんぽ
月餅と半月
愛おしい大気 ── 続・残夏日記 令和六年十一月二十一日(木)
晩秋に追憶
季節は残夏から一気に初冬へ ── 続・残夏日記 令和六年十一月二十日(水)
【改稿版】 「夜のはじめ頃」って一体いつ頃のことだよ? ── 続・残夏日記 令和六年十一月十九日(火)
学びの幸せ
異聞・北大通り幻想 ── 続・残夏日記 令和六年十一月十八日(月)
心の隙間
きのこ王国 クロカワ(老茸、ろうじ、ナベタケ、黒きのこ)
海の幸 アワビ 鮑の貝の片思い
夢想じゃない、無双しているんだ ── 続・残夏日記 令和六年十一月十七日(日)
光芒
翌日の3月30日。この日は、俺にとっては忘れらない日だ。もちろん、店のオープン日というのもあるが、他にもある。大学卒業して、ここに引っ越してきた日だ。あれから丸々13年経った。今日は14年目に入ろうとしている。 店のリフォームが終わり、宣伝用にチラシを作って、店先に貼りつける。地域のタウン誌にも載せて貰った。それに、昨日は酒を飲んでない人がチラシを配ってくれたのだ。1人30枚ほど持って10分も経たないうちに...
「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。
クリニック・ボスは、その子に話しかけてる。 「こんにゃくはね、身体の栄養となる食べ物では無いんだ」 「栄養にならない物を食べるの?」 「そうだよ」 「どうして?」 「考えてご覧。栄養になる物ばかり食べてると、どうなる?」 「……デブになる」 「でしょ。だからデブになるのを防ぐために、こんにゃくは食べるんだよ」 「だからヘルシーなの?」 クリニック・ボスは溜息を付いてる。 「肉ステーキと豆腐ステーキ、...
そのときまで、ロゼリアは世界でたったひとりのお姫さまだった。貴族の中でも裕福なクレランス侯爵家に生まれ、蝶よ花よと育てられ、いつどんなときもロゼリアを中心に世界がまわっていた。そして、それをあたりまえのこととして享受していた。けれど——。それは、五歳になってまもないころのことだった。ロゼリアは両親に連れられて初めてパーティに行った。敷地外に出るのも初めてだったので、馬車から見える光景にわくわくしていたが、会場に入るや否やひどくショックを受けた。どうして——。そこには時間をかけて準備したロゼリアと同じように、あるいはそれ以上に、きらびやかに着飾った女の子があちこちにいた。すこし年上の子はきらきらとしたアクセサリまでつけている。まわりの大人たちはロゼリアのことを褒めてくれるけれど、彼女たちも褒めている。そして両親ま...「伯爵家の箱入り娘は婚儀のまえに逃亡したい」第3話侯爵家の強がり夫人は元婚約者を忘れられない
「姫神の巫女」はただいま修羅場中(´;ω;`)ウッ…さて、ここで「京四郎と永遠の空」でのふたりの相愛っぷりをとくとご覧ください********神無月の巫女二次創作小説「夜の桎(あしかせ)」第二十六話:おろちの再戦を更新しました。巫女は血糊のついた千早の左袖を掲げて、その匂いをちょいと嗅いでみた。可愛らしい鈴の音が転がり落ちる。それとは裏腹に、やる気のなさそうな顔つきだった。柄の先に手のひらをかぶせるようにして、刀をぶらつかせてばかりいる。うーん、どうしようかなあと、その目には迷いが浮かぶ。しゃら、シャラりんと鳴る。さっきの神速で近づいてきた気迫など消え失せている。疎まれているのか、憐れまれているのか。そのふざけた目つきが男には気に食わない。こちらは汗だらけになって肩で息をしている。なのに、この雌ガキときたら、ち...★★★神無月の巫女二次創作小説「夜の桎(あしかせ)」第二十六話更新★★★
「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。
2月も終わりに近づいた、ある日。偶然にも博人先生と出会った。リハビリセンターの近くにあるスーパーだ。思わず声を掛けようとしていた。 「博人せ」 でも、博人先生は1人では無かった。黒髪、黒目でぱっちりした二重瞼の可愛い系の若い男と一緒だった。 「これもっ」 「駄目だ、これ以上はストップ」 「えー、なんで?」 「沢山買うなと言われてるだろう?」 「1つぐらい」 「ダメと言ったらダメ。それに1つだけでは...
「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。
御霊鎮めの儀に巫女まっしぐら!「姫神の巫女」緊迫の第十話の二人があまりに辛いのでひめちか初代の名場面に緊急避難します(泣)********神無月の巫女二次創作小説「夜の桎(あしかせ)」第二十五話:おろちの始末を更新しました。きょとんとした顔で、小娘は首をあだに傾げる。いけぞんざいな口をきくが、罪もないといった感じに。祭り土産と思しき奇抜なお面を横被りしていて、踊り遊びの途中だったといった風だ。背丈に余る大きめの千早といい、獅子舞踊りの衣裳ではないが、けったいな感じがする。毛羽立っていそうな古い麻布に大きな裏縫いをした千早で、その下に白衣と紅の袴だから、巫女なのだろうが、どこか巫女らしくもない。千早の袖口には小鈴がぶら下がり、しゃらん、といい音がした。とても、ひとの腕を承諾もなく斬り落とした辻斬りとは思えない。(...★★★神無月の巫女二次創作小説「夜の桎(あしかせ)」第二十五話更新★★★
「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。
そのときまで、ロゼリアは世界でたったひとりのお姫さまだった。 貴族の中でも裕福なクレランス侯爵家に生まれ、蝶よ花よと育てられ、いつどんなときもロゼリアを中心に世界がまわっていた。そして、それをあたりまえのこととして享受していた。けれど——。 それは、五歳になってまもないころのことだった。 ロゼリアは両親に連れられて初めてパーティに行った。敷地外に出るのも初めてだったので、馬車から見える光景にわくわ...
神無月の巫女スピンオフ漫画「姫神の巫女」いよいよ運命の儀式に!********神無月の巫女二次創作小説「夜の桎(あしかせ)」第二十四話:おろちの怪神を更新しました。何がしか巨大な塊が、そのおろち神の横っ腹に突っ込んできた。擦り切れた麻でできた外套を纏った巨人──いや、あれは鎧武者のでかぶつ…?男がかつて一度だけ操縦し、そして失った神機ではなかったか!外にいるはずの、そいつがなぜ見えるのか。男はおろち神の表皮に浮きあがった膿のなかにいるのだ。膿が完全な鱗の一枚になったら、もうそこからは後生無事で出られない。([神無月の巫女二次小説其の一]→「夜顔」(目次)→「夜の桎」)********剣の巫女としての修行を終えて、無事に帰還した千歌音と姫子。そして、襲い来るおろち衆の刺客たちが…。神無月の巫女二次創作小説第十弾「...★★★神無月の巫女二次創作小説「夜の桎(あしかせ)」第二十四話更新★★★
※R18※仕事場に着くと、2人は荷物をそのまま車に残してジム内に入る。スタッフルームに入ると、誰も居ないみたいだ。でも、プールでは高校生相手の授業が行われているのを見て、思い出す。そうだよ、オフィスだよ。そう思うと、ジムの方にあるオフィスに向かった。コンコン……、とノックをすると中から声が聞こえる。 「はい」ドアを開き中に入る。 「ただいま、帰りました。長い間、休んでしまい申し訳ありませんでした」 ...
空気がうまい。空の青さが目にしみる。いやな仕事から解放されたときの気分は最高だ。鼻の孔をひろげて、森の清々しさを肺の奥まで吸いこむ。あれから幾日経ったことだろう。刺客もなにも追ってはこなかったし、それから陰惨なあの組織からなんの音沙汰もなかった。山に隠れ潜んでいた男は、ほとぼりが冷めたら、昔の仲間の伝手をたよって、ぼちぼち稼業でもはじめようかともくろんでいた。選ばなければ、娑婆には仕事がいくらもある。昔やっていた港での荷運びをして、懐が温まったところで異国へでも飛べばいいだろう。あめりかの農園で人手が足りないから、移民になってひと儲けしたっていい。大陸西部へ移って砂金探しで働いてもいい。上海で華僑の用心棒をするのもいいだろう。もし異国がだめなら、山賊にでもなりゃいいさ。俺はいくらか頭脳が足りねえが、この頑丈なか...神無月の巫女二次創作小説「夜の桎(あしかせ)」(二十三)
「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。
ずっと崩れそうな約束を痛みつぶすほどに抱きしめてきたのは、あの二人だけじゃない。おろちに魅入られた者の絶望に光りはあるのか。大正時代、前世の姫子と千歌音が、七の首の男と出会うお話です。(「夜顔」シリーズ十四の章)。********神無月の巫女二次創作小説「夜の桎(あしかせ)」第二十三話:おろちの呪いを更新しました。裂けめから爪が飛び出し、中から這い出ようとする異物。うぉおおおおおん。獣のような咆哮があがり、いっぺんに嚢(ふくろ)が飛散してしまった。左右の腕がちぐはぐで、虎のように牙が出た、目は獰猛で鷹のよう、象に似たその足は渇いた土地みたいな肌。背中には何本もの棘が立ち、サソリに似た長く鋭利な尾を下げている。あきらかにこの世のいのちの醜さや惨たらしさばかり寄せ集めたものだ。こんな生きものはまず見たことがない。そ...★★★神無月の巫女二次創作小説「夜の桎(あしかせ)」第二十三話更新★★★
ばら撒くのは簡単だ。博人先生の声がする。 「にらめっこしても無理ですよ。まあ、君が念力を送って財布に入れられるなら別ですけどね」 その言葉に思わず笑っていた。 「それは無理です。念力なんて送れないです」 「うん、やっと笑ったね。私の遣り方は喜怒哀楽を顔に出す事を大事としています。泣きたい時は思いっきり泣けば良いんです。泣いたら濡れるのは物の道理。もし濡れたら、拭くなり洗って乾かせば良いだけの事。O...
いったい、誰だ。ここが理想郷だなんてぬかしやがったのは!愚痴とけなし合いと、なすりつけ合いばかり。他人の傷ばかり舐めて笑いやがって。くだらねえ、何もかも、くそくらえだ。「あー。くそくそ。もうやめだ、やめ!胸くそ悪いぜ。俺はこんなところから、さっさと足を洗わせてもらうぜ」炒り豆を食い終わり、指についた油を舐めながら男が毒づいている。尻をかいていたが、痒さがあちこちにひろがったのか、ひょいと起き上がった。足の裏に泥がへばりついている。「ごろつきのあんたに、ここを離れて行く当てなんかあるの」「どうせ、これまでの仕事でも厚かましさで、すぐにクビになってたんでしょ。声がでかいもんねえ。無駄飯食いなわりに。胸が痛いのは、酒の飲み過ぎぃ!」「そうにゃーの、そうにゃあの。あんたなんか、猫のまたたびにもおけないにゃあの。またお灸...神無月の巫女二次創作小説「夜の桎(あしかせ)」(二十二)
翌日、朝9時にリハビリの博人先生が病室に来た。 「おはようございます。気分は如何ですか?」 「おはようございます。先生、俺の指針決まりました」 「指針ですか?」 「はい。俺は自分の夢を叶えてるので、それに向けて左腕を動かしたいんです。着替えたり掃除したり皿を洗ったりと。その為のリハビリをしたいです」 「動かすという事は、自分の意思で、という事になります。それは脳から各身体の機能へ信号を出し、それが...
神無月の巫女スピンオフ漫画「姫神の巫女」第一巻発売中!!月刊電撃マオウで第十話掲載中!********神無月の巫女二次創作小説「夜の桎(あしかせ)」第二十二話:おろちの離反を更新しました。眼帯をした隻眼の男が、じとりとした言い草を寄越してきやがる。一つ目なのに、眼光がめっぽう鋭い。金襴の肩章をつけた軍服の前をはだけ、どこか極道じみた感じがある。革靴の底で擦って点火した葉巻をゆったりと吸い、深く吐いては鳥居の上で寝そべっていた、煙突みたいな男だった。くゆりくらりと漂っていた紫煙が、その怒気ひとつで消え失せた。声に渋みがあって、凄まれると他の連中がびくりと肩を震わせてやがる。([神無月の巫女二次小説其の一]→[「夜顔」(目次)]→「夜の桎」)********剣の巫女としての修行を終えて、無事に帰還した千歌音と姫子。...★★★神無月の巫女二次創作小説「夜の桎(あしかせ)」第二十二話更新★★★
「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。
昔作った詩と、最近の詩
俳句を毎日アップしていきます。よろしくお願いします。
現代短歌とエッセイ
子どもも大人も楽しめる童謡や詩を。時には切ないさびしい気持ちの詩や童謡を、素直な気持ちで前向きに。
季節の写真と吹く風にしみる心の俳句を掲載します
遥か遠い あの空まで 羽ばたきたい。
遥か遠い あの空まで 羽ばたきたい。
詩を書いていきます(´,,•ω•,,)
俳句を載せてまいります
心からあふれた言葉を激しく詩にしています。あなたに会えて幸せです。