昔作った詩と、最近の詩
アンドロイドの君は何を読む? ── 続・残夏日記 令和六年十一月二十七日(水)
"お月様” "Crescent moon"
【改訂版】 「他記号の空似」などという話を書いてみる ── 続・残夏日記 令和六年十一月二十六日(火)
アル中患者らしい「ぼったま留学」案発表と裏事情を考察。
"水かがみ””Mirror of water"
ブルーマンデーとハンバーグはどちらが嫌いか? ── 続・残夏日記 令和六年十一月二十五日(月)
秋から冬へ( 珍しい雲 )
君の瞳に恋してる ── 続・残夏日記 令和六年十一月二十四日(日)
空にイレブン、おやつは上品な和菓子
とにかく君をお慕い申す ── 続・残夏日記 令和六年十一月二十三日(土)
November / 十一月 ── [風に吹き飛ばされる賞味期限切れの愛 ── サラ・ティーズデールの詩を訳してみる 第17回]
”空の景色” "Skyscape"
愛おしい大気 ── 続・残夏日記 令和六年十一月二十一日(木)
季節は残夏から一気に初冬へ ── 続・残夏日記 令和六年十一月二十日(水)
吊るし雲が出ると縁起がいい?スピリチュアルな予兆と恋愛運
一億総活躍と ぬかしては老人までも働かせ女はまるで 出産マシン 扱いで子を産めよ育てよと 耳元でがなり立て安全だ平和だと 謳っては人の不安を ますます煽る腐った社会はやらせと シコミのもはやエンドステージで手の施しようがないハンパな不安と 絶望しかない社会で信じられるものなど ないから自分もサクラに 成り下がってしたくもない愛想笑いなんかしているとほとほと自分が嫌になるバカバカしいほどに画面から誇...
日常を愛する。小さな幸せを大切にする。私の好きなそういう暮らしが、もしかしたら、時代にコントロールされていたのだったりして!バブル後のメッセージとして、都合がよかったのではないか。高度成長~バブル期までは「夢を持て」と言っていたのに。…というようなことが、中村文則さんの『迷宮』を読んだ後に浮かんだ。浮かんだのか、印象に残ったのか、書いてあったのか?一気読みしたから、定かではないけれど。とにかく、等身大のていねいな暮らしについて、そんな風に考えたことはなかった。大量消費社会が気持ち悪かっただけなんだけど、確かに、私の志向は時代に都合がいい。踊ってる?踊ってるにしても、それでも希望を持ったまま、自分の日常を愛していこう、と思う程度に、ぼけ~っ(もとい、ほわ~っ)と生きてきた。最近「ゆるい」「あったかい」本ばっかり読...魑魅魍魎と触れ合う時間
ゴミを出す日も 忘れて苦しみに 没頭している当たり前の日常が私には 一丁目一番地の地獄で辺りの穏やかな光景とは 裏腹に苦しみ喘ぐ不安という地獄強迫という地獄抑うつという地獄あと幾度 地獄の角を曲がったら私もあの穏やかな光景に混じることができるだろうあと幾度地獄の角を 曲がったらあと幾度地獄の角を 曲がったら...
所詮はみんな、仮の宿夕べ 彼女が泣いたのも秋の声を 聞いたのも傘を 忘れて雨に 身を任せるのも所詮はみんな 仮の宿六十七年の 死に水を取るのも声のしない声と 語らうのも失った 愛する魂を追いつづけるのも所詮はみんな 仮の宿仮寝の宿で 泣き笑いやがては皆 この仮寝の宿から 追われる身所詮はみんな 仮の宿...
11月10日水ようび はれおかあさんが死にましたおかあさんは「自分が死んだら何にもしなくていい葬式も何もしなくていいからね」と 常々言っていましただから 親しい人たち何人かで小さな葬儀社に泊まってお別れ会だけをするつもりでしたでもおかあさんの友人知人、生徒たちにひと通り連絡すると70人 いや80人くらい小さな葬儀社に入りきれないほどたくさんの人が来てくれて急遽 お葬式を出すことになりました11月10日水ようび...
11月10日水ようび はれおかあさんが死にましたおかあさんは婦人科の急性期病棟に入れられました入院したのは確か 10月4日6人部屋の ネームプレートを見ると患者さんの名前の横にAかB いずれかのアルファベットが書かれていました。おかあさんの名前の横にA と書いてあるのを見たときなにかイヤな予感がしましたBのほうがいいのになあ・・・と思いましたそのあと相部屋の患者さんたちとナースの話をカーテン越しに聞くともな...
11月10日水ようび はれおかあさんが死にましたおかあさんはとにかくいつもパンパンに張ったおなかがくるしいくるしいと言っていましたでもおいしゃさんはたいしたことはしてくれませんでしたおかあさんは水が飲みたくても飲みこめなかったのでいつも氷をく口の中でころがしていました11月10日水ようび はれおかあさんが死にましたある朝 おかあさんがソーダアイスが食べたいと言いました当時は 今のようにガリガリ君とかがなか...
11月10日水ようび はれおかあさんが死にましたおいしゃさんにおかあさんは子宮体がん末期もって1ヶ月 と言われましたわたしはおかあさんに告知すべきかどうかかんがえましたせめて余命半年とか3ヶ月とかだったらわたしは本当のことを言ったと思いますでも、もって1ヶ月・・・あまりにも短すぎると思いましただから告知をしないと決めましたただ「思ったよりちょっと進行してるからすぐに手術はできないんだって」を通しました告...
11月10日水ようび はれおかあさんが死にましたおかあさんの死に様はドラマで見るような美しいものではありませんでした死ぬ 2時間前まで意識があって腹水のたまったカエルのようなおなかがくるしいくるしいと言っていました意識がなくなってからもその呼吸音ははあ はあ でもなくうう うう でもなくギーギー!ギーギー!という聞いているだけでわたしの精神が崩壊するような呼吸音でした11月10日水ようび はれおかあさんが...
鍋とフライパンを片付けて服を脱ぎ、バスルームに入りシャワーを浴びる。 股間を見れば女の液体がベッタリ付き、白く乾いてバリバリになった自分の陰毛があった。(これじゃ女の匂いがするっ...
11月10日水ようび はれおかあさんが死にました葬儀が終わって火葬場に行きました線香の香りと熱波に酔いながらわたしのあたまはますますおかしくなっていきました11月10日水ようび はれおかあさんが死にました火葬場はひろくっていくつもカマがあっていろんなかぞくの人が泣いていましたあたまがおかしくなっていたわたしは骨を拾うときすごいねーおかあさんの骨、ふとくて~骨壺がレディスからメンズに変更よ!などととふざけな...
今日、一緒に勉強してた人は、お年寄りの話を聞くボランティアをしているそうです。傾聴と似てるかな?聞くだけなら誰でもできそう、って思ったけど、何度も何度も同じ話を聞かされたり、同意できないようなことを聞かされたりして、わりとハードなんだそうです。どんな話でも「その話、もう聞いた」とか、「そんなのおかしいでしょ?」とか言わずに、そのまま真っすぐ受け止める役目。話す人は聞いてくれる人がいるだけで、生き生きするのだそうだ。聞く方は、それだけで半日つぶれたり、気持ちの上でも結構しんどかったりして、「もう辞めようかな」って思ってた…けど、妹さんの助言で思いとどまって続けていたらしい。その人から、ステキな話を聞いた。その日も、相手は文句のオンパレードだったそうだ。曰く、息子が3人いるけど、一番上のデキのいい子は、安定した職場...目の前の人は、自分の鏡
若い頃は、シニカルに世の中を見ていたけど、中年になってきたら、生きていることを奇跡のようだと思うようになりました。はい、能天気なので。ありがたや、ありがたや~、なんて。悲観的になっても生きる力は出ないので。生きるなら、身も心も精神もフルに使って生きられたらいいな、と思うので。精神の問い。哲学的なこと、とも言うのかな?自分が何をするために生まれてきたのか、自分にとって本質的なことは何なのか、何を残していきたいと思うのか…。そういうのって、ふつーは青春時代に苦しむ問いなんだろうけど、大人になってもその問いから離れられない。そういう性質だと、ノリで軽く楽しめばいいような所ではなかなか生きにくいことも多いんだけど、そういう問いを暖め続けていると、しんどさを通り越して、そういう事考える方が楽しくなってきた。若い頃は、まさ...実には実の、枯葉には枯葉の
11月10日水ようび はれおかあさんが死にましたもってあと1ヶ月 もう手がつけられないと医者に告げられたとき脳天からかみなりに打たれたようでしたおかあさんはいつもと変わらずぴんぴんしていました11月10日水ようび はれおかあさんが死にましたおかあさんには余命を言えませんでした二人で病院の中をさんぽして二人で食堂でうどんを食べてそんな 何でもないお母さんとの時間のひとつひとつをわたしは 大事に大事にかみしめ...
11月10日水ようび はれおかあさんが死にましたおかあさんの断末魔 があたまに焼きついたままどんどんおかしくなっていくじぶんをぼうぜんと感じながら最後の力をふりしぼってわたしは 小さな葬式を出しました11月10日水ようび はれおかあさんが死にましたナレイちゃんが 喪主だから喪主だから と言われつづけけて全てをひとりで仕切りましたたくさんの人が来てくれました暦の関係で 平日の急な葬式だったにも関わらずたくさ...
つぶやき Blue 16 強い、というのは── 完全である、ということではなく、不完全であったり、何ひとつ達成していなかったりする自分をそのまま尊重し、なぜかしら惹かれ続ける〝そのこと〟に信を置き、いま・いま・いま、最も胸踊ることを可能な限り優先し、必要以上に現実をシリアスに捉えすぎず、人と比べるのでもなく、人の心を想える想像力は養い、昨日の自分よりわずかでも成長している事柄を喜び、面白がり、自身が生きていることを自ら祝福できる── そういった精神のことではないかと思う。
11月10日水ようび はれおかあさんが死にましたわたしはおかあさんのかんびょうをしているうちだんだん いしきがもうろうとして来てただ家のことをやるじぶんとかんびょうをするじぶんもうひとり じぶんがほしいそればかり思っていました11月10日水ようび はれおかあさんが死にました死亡とどけを出しに行ったとき役所の戸籍係のおねえさんは「死亡とどけでーす!」ととても明るく言いましたそのときわたしはそっか おかあさん...
11月10日水ようび はれおかあさんが死にましたおかあさんが死んだときわたしはじぶんの半身を失くしました半身だけでどうやって生きていこうかととほうにくれました11月10日水ようび はれおかあさんが死にましたおかあさんとわたしはふたりでひとりなのだと知りました半身だけで生きるしかなくなったわたしはなかなか前に進めなくなりました「6号に入った患者はみんな死ぬんだよ」と わざわざおしえてくれた牢名主みたいなおば...
冷蔵庫の中に見る孤独通帳の残高に見る生活苦冬の夜空に横たわるオリオンを見上げることさえ忘れ果てあと3枚しか残っていない空欄ばかりのカレンダーをめくることも 面倒で...
負け犬の遠吠えが 聞こえる遠くに負け犬の遠吠えが聞こえる負け犬は負けたから吠えてるんじゃないのただ悲しかったから悲しかったから吠えたの負け犬の遠吠えが 聞こえる...
私の命に 尊厳なんかないただ 煙草の煙みたいに違法な 人生がどこまでも くゆるだけ野良猫のように餌や寝床を探してどんなに ひもじくても寒くても生かされるまま生きる いのちに私は 尊厳を見る...
舞い降りた命をあたためるひとと あたためていた命を空に返すひと 一日のうち ふたつの命のやりとりに触れる あたらしい命を護るあなたと 護り続けた命を手放すあなたと ひとは愛しくてかなしい ひとは優しくてさみしい 誰かのためにたいせつな命じゃない じぶんのためにたいせつな命だ だからどうか 誰かのために生きてとは言わない あなたのために その鼓動を感じて 胸に手をあてて その響きを確かめ…
中央公園の ゆるやかなスロープを上がれば 寝そべった山々と街並みが見下ろせる 秋の陽とわたし 土はアイボリーにあたたかく 石ころを乗せている ああ いい日和だ すてきなひとりぼっちだ 揺れるのをわすれたブランコに (乗ってみたらいいじゃないか)と もうひとりの私がささやく ひとりぶんの板きれ 二人乗りをしたこともあった 後ずさりして 地面を蹴ってみる 空は近づいて ゆらり遠ざかる あの桜の葉…
昔作った詩と、最近の詩
俳句を毎日アップしていきます。よろしくお願いします。
現代短歌とエッセイ
子どもも大人も楽しめる童謡や詩を。時には切ないさびしい気持ちの詩や童謡を、素直な気持ちで前向きに。
季節の写真と吹く風にしみる心の俳句を掲載します
遥か遠い あの空まで 羽ばたきたい。
遥か遠い あの空まで 羽ばたきたい。
詩を書いていきます(´,,•ω•,,)
俳句を載せてまいります
心からあふれた言葉を激しく詩にしています。あなたに会えて幸せです。