昔作った詩と、最近の詩
#4608 湖が見たくて蔓をのばしゆき薔薇は煉瓦の塀をこえたり
#4604 山越えて遠津の浜の岩つつじわが来るまでに含みてあり待て
『日本の顔 中西進』(「文藝春秋」誌6月号)を読んで
橿原市花だより 愛犬と散歩中に見つけた万葉集でも詠まれる月見草?(令和7年5月12日)
#4601 玉藻刈る唐荷の島に島廻《しまみ》する鵜にしもあれや家思はずあらむ
#4599 さ夜更けて暁月に影見えて鳴く霍公鳥聞けばなつかし
ふぢ(フジ)** 万葉植物 **
七五五年、碓氷を越えた兵士 1
あしび(アセビ)** 万葉植物 **
#4582 港葦に交じれる草のしり草の人皆知りぬ我が下思ひ
「旅人」8号を発行しました。
万葉集―美しき川辺の恋歌(1)
ほよ(ヤドリギ)** 万葉植物 **
#4572 霍公鳥来鳴き響もす岡辺なる藤波見には君は来じとや
#4570 燕来る時になりぬと雁がねは国偲びつつ雲隠り鳴く
青き深みへ我を連れ行け ── 新・夏待日記 令和七年五月二十日(火)
【改稿版】 Look! Up in the Sky ! ── 新・夏待日記 令和七年五月十九日(月)
眼差し揺れて空気も揺れる ── 新・夏待日記 令和七年五月十八日(日)
この世は偶然に満ちている ── 新・夏待日記 令和七年五月十七日(土)
読売新聞の女性女系天皇提言で麻生野田空中分解、養子案を引っ込める動き。空から瀬戸内・富士山ビュー
梅雨前線さん、フライングしてしまう ── 新・夏待日記 令和七年五月十六日(金)
見た目がショボくても、それなりに尊いヤツだってある ── 続々・夏待日記 令和七年五月十五日(木)
北海道サマーの黄昏時、バルコニーで一杯飲る ── 続々・夏待日記 令和七年五月十四日(水)
どよんと気だるく鬱々と過ぎた月曜日 ── 続々・夏待日記 令和七年五月十二日(月)
嗚呼、仮想グルメ三昧の夜は更け行く ── 続々・夏待日記 令和七年五月十一日(日)
今朝は急遽ボーボー頭の剪定に ── 続々・夏待日記 令和七年五月十日(土)
人生至上の薫風が吹いた時 ── 続々・夏待日記 令和七年五月八日(木)
ぼうっとしている僕の慕情 ── 続々・夏待日記 令和七年五月七日(水)
ライム&レモン 好きな空の色
その色は紫か紅か ── 続々・夏待日記 令和七年五月五日(月)
目玉焼きのお皿をならべて 『ねぇ どっちがいい?』 って、訊く あなたがちいさい方を選んでも いつも わたし おおきい方をあなたの前に置くから そのうち 訊くと あなた おおきい方を指さすようになった 他愛ない ふたりの台本 『ねぇ おばあちゃんとわたし どっち すき?』 ちびの眼はマジ 『そんなこと 決められないわ』 と、お母さん ぷうぅ ほっぺをふくらませて 『ねぇ お母さんとわたし どっち …
運転席の後ろ 硝子越し ただ 前だけを視ていた 愛しいひとに 逢いにいく 眼の前に 幾本もの線路が シュプールを描き うねりながら 現れる 早送りのビデオのように 瞬く間に 延びていく 運転手の静かな横顔にみとれる 白い手袋の人さし指は たしかに 行く先を示し チェンジを重ね 流れていく 迷いなく うつくしく ほぉっと ため息つき 安堵する 愛しいひとに 逢いにいく 隔たりが みるみる 縮んで…
薄い陽の射す路地を往けば 群れ遊ぶ野菊 いたずらに フェンスから顔を覗かせ 手を伸ばして わらう そぼ降る冬枯れの野に入れば 素顔の野菊 もつれ合い 冷えた土に横たわり しずかに 空を見上げている その いくらかを手折り ガラス瓶に挿せば 慣れない部屋に惑って 窓の外ばかり 視ている気がした 気取りない野菊 素顔の野菊 『遠い山から吹いてくる 小寒い風に揺れながら 気高く清く匂う花 …
窓に施してある障子戸が、 蒼くぼんやり浮かび上がり やがて 白く鮮明になっていく おひさまの照明がアチラ側から眩しい 今日はペカペカ 洗濯日和だ 見晴かす吉野の山の端がそびえている チョコンと畝傍山も視える あの辺り 天香久山に耳成山も きっと 変わらず座ってるだろう 工場の屋根屋根から 砂丘で風に踊る 砂けむりのような 魔法使いが誘い出す 妖しいけむりのような 蒸気が一斉に上がり 空に融けてい…
最後の生息地だった湿地に 車を停めて つかの間 山々と瓦屋根は 霧雨で なにもかも 煙ってぼんやり 黒長靴のおじいちゃんが 指差す遙かとおく フォーカスすると ほんとだ いくつもの高いポールの上に すっくと立っている 田圃のなかにも アスファルトの道沿いにも スポットライト待ちの ペープサートのお芝居のように 紹介のアナウンスを じっと待ち構えている ふたたびのコオノトリ 果てしなく…
庭の ワイルドストロベリーに、 白い花が咲いて こゆびの先ほどの 完璧ないちご〓が成っている 鳥についばまれはしないか ネコのおもちゃになりはしまいか 気になって 日に何度も眺める果て もいで 眼をつぶらせた主人の口に 放り込んでしまった おどろいた瞳。。。 『うん カンペキな苺〓だ』 鳥に食べられて 遠くへ行ってみたかった? いちご〓とおしゃべり できたならなぁ
咳が止まらなく こたつで丸くなっている まほろばの空は 今日も鈍色 洗濯ものは 乾かないだろう 弱かったわたし 熱を出した時 枕元にはかならず 出たてのまだ青いみかん 爪をいれて 弾ける香りに いつだって みかん畑〓に行けた あの 記憶はわたしだけのもの 母は もうとっくに 忘れてしまっただろう 灯油の巡回車の声が 遠ざかっていった 相変わらず まるくなって すっかり熟れたみかん〓を ほおばっ…
だいじにだいじに育てたくて ふるいにかけて 小石を除いて さらさらの土にして 可愛い草を植えてみたけれど 水をやると 染み込まないで 外に流れ落ちてしまった 細かすぎるのだ。。。 ほんとにおかしい 笑える ひとり 空を見上げて わらう もう一度 小石を混ぜて 荒い土を作って植えると ちゃんと根っこまで 水が届いた なにをやってるんだか ひとり 土を見つめて わらう 言葉もきれい過ぎると 滑って…
昨日より5℃下がった夜に 街灯の灯り 白く儚(はかな)い 洗い桶に張った水に 葉ぶりのいいホウレン草を沈めると ぴんっ!と緊張した顔で わたしを見上げた気がした 手を浸すと 母の冷えて赤くなった手が ふわっと甦(よみがえ)る いつも忙しく働く 丸くちいさな指先が はやく私に触れてくれないかと 傍らで 見つめていた こどもだった あの頃 あの時の 母の手の冷たさを 慮(はか)れた今が 幸せ 母…
仕舞い込んでいたほわほわをひっぱり出す羽織りながら 階段をタタタタと降りる洗いたてのやさしい匂い 追いかけてくる ひとつ前の冬の終いにいつか来る冬に託して眠らせたほわほわの上着出番だよ起きて 起きて ほっと安堵するたいせつに暮らせてるよ今日のわたしも
こんな時間に起こしてごめんね からまっちゃった 久しぶりのパーマに 洗いたて 久しぶりのブロー くるくるブラシが とれないの 一時間がんばったけどね もぅ むり ぜんぜん怒らないで かわいそうに って ほどいてくれる あなたがすき
昔作った詩と、最近の詩
俳句を毎日アップしていきます。よろしくお願いします。
現代短歌とエッセイ
子どもも大人も楽しめる童謡や詩を。時には切ないさびしい気持ちの詩や童謡を、素直な気持ちで前向きに。
季節の写真と吹く風にしみる心の俳句を掲載します
遥か遠い あの空まで 羽ばたきたい。
遥か遠い あの空まで 羽ばたきたい。
詩を書いていきます(´,,•ω•,,)
俳句を載せてまいります
心からあふれた言葉を激しく詩にしています。あなたに会えて幸せです。