昔作った詩と、最近の詩
(とりあえず)すべて世は事も無し ── 続・夏待日記 令和七年四月十九日(土)
夏日幻想の宵 ── 続・夏待日記 令和七年四月十八日(金)
いつかテンション一回りして ── 続・夏待日記 令和七年四月十七日(木)
嗚呼、朧なる日本の春よ ── 夏待日記 令和七年四月十四日(月)
花冷えの日曜日を燃料の集中投下で凌ぐ ── 夏待日記 令和七年四月十三日(日)
光景66 小谷村 長野 2025
春眠は終日襲ってくる ── 夏待日記 令和七年四月十二日(土)
また巡り来る寡男の春は ── 夏待日記 令和七年四月十一日(金)
心地ヨキ君ノ曳航 ── 夏待日記 令和七年四月十日(木)
嗚呼、二片の桜の花弁よ ── 夏待日記 令和七年四月九日(水)
いつもの光景・五島で山林火災発生
【六訂版】 There Will Come Soft Rains / 優しく雨ぞ降りしきる [暁にめざめし春の女神す
人生なんてドラマじゃない ── 夏待日記 令和七年四月七日(月)
喧噪と倦怠感の汽水域 ── 夏待日記 令和七年四月六日(日)
On Such a Spring Day ── 夏待日記 令和七年四月五日(土)
私のこの魂を誰か 買って下さいな私のこの魂をどうか 買って下さいなもう何の信念も 良心もいりません悪魔にだって喜んで魂を 売りましょう私のこの魂を誰か 買って下さいなこんなに乾いた魂では買ってはもらえないですか?魂の抜けた体で私はあなたの言うままなすがままになりましょう信念なんか重たいだけです良心なんか邪魔なだけですなまじそんなものを 持っているから傷つくのですそして強過ぎる信念はときにひとを 傷...
絹片目の天使この家にお前という灯りがともったよ真白な灯りがともったよ私がお前の涙を拭いお前は私の涙を拭うお前と私は互いに互いの傷を 舐め合う絹片目の天使お前がいてくれるだけで苦しみも悲しみも軽くなるんだよお前の片目は私にはチャームポイントにしか見えないよ絹片目の天使全身真白なその毛色から絹 と お前を 名づけたんだよ毛色も心も真白なお前に ふさわしいこんなことを書いていたんですね・・もっと、もっと...
きぬや きぬおまえのその目は見えないの? いえいえ ちゃんと 見えてます ヒトの こころはとくによく ヒトの目よりも きっとよくきぬや きぬおまえは病んでばかりいるさぞや さぞかしつらかろに いたかろに いえいえ つらくはありません わたしは いきる それだけです あいされる っ...
真冬の静寂冬眠した 生きものたちの寝息が聞こえて来る広大な大地の「静寂」の音が聞こえて来る生きものたちを起こさぬように大地の静寂を 破らぬように大地の呼吸に この白い息をそっと重ねてみるいつか 私が自然の法則に忠実になったときただ「生かされている」ことを 感じることができたとき「知識」という邪魔な代物を 捨てたとき私も きっとただ静かに春の訪れを待ち眠りつづけることができる土の中の生きものたちと同...
この腹に宿した子どもはもう いない役割を 与えられなくなった無駄な 子宮は自堕落な 後悔と無情な 過去と黒い 涙と一緒にこの腹から えぐり出し引きちぎってその肉片をひとかけらずつ 川に流すひとつ積んでは父のためふたつ積んでは母のため賽の河原の 積み石みたいに出会えなかった子のために命名するはずだったその子の名を 呼びながら海を私の 血で染める...
すっかり色褪せた唇にいくら 紅をひいてもその赤い色は少しも 馴染んでくれない酒からも 色事からもすっかり 離れてしまったから紅を引く理由も 大して見当たらないけれどメールの着信音も電話のベルも一向に鳴らなくなってあの空にひとりを 噛みしめている秋は 夕暮れ冬は つとめて秋の夕暮れや冬の早朝なんてそんなにいいかい?枕草子さんあなたの気持ち私には わからないわ秋の夕暮れには孤独が胸に染みるだけだし冬の...
薄っぺらな歴史を重ね重ねて幾年月希望だとか 夢だとかそんなものに無縁な 私はただ闇の中に死の光だけを見つめて生きる年齢を重ねるのは皆 平等なはずなのにもう 不用品扱い人生の リサイクルはできませんそれでも一日一日この三文芝居に緞帳が降りる日は 確実に 近づいているそれだけが私の救い薄っぺらな私の歴史はきっと誰の心にも残らない名もなく貧しく愚かしく生きた証も 見当たらず行旅死亡人(こうりょしぼうにん...
あそべ あそべ白猫 あそべ春を 目指して白猫 あそべ秋冬を 駈け抜けて降り注ぐ 春の陽射しにあそべ あそべ白猫 あそべお前が咽喉を ゴロゴロ鳴らす今日の 至福明日には来ないかも知れない今日の 喜びお前が どこも痛くないようにどこも苦しくないように小さな炎が消えないようにそっと そっと手を かざすすっかり病弱になってしまったお前のその いのちを大事に 大事にそっと 抱くあそべ あそべ白猫 あそべ春を...
「泣かないで君には涙は似合わないつま先立ちで笑って 緩やかな孤独なら僕が抱いてあげるせつない仕草を解いて」 姿、形、影さえ藻屑なのに声だけが木霊するの …
誰かに 殴る蹴るの暴力を受けたらその怒りや傷つきは加害者にぶつければいいかも知れませんだけど誰にも被害を受けていないのに感じる怒りはどこへ ぶつけたらいいのでしょう?自分で勝手に 転んだら心が勝手に 血を流したらそのとき感じる自分への怒りや痛みは誰に ぶつければいいのでしょう?空に向かって 叫んでも何も返っては来ないし家の中で 叫んでも誰も 答えてはくれません持って行き場のない怒りはいつまでも抱え...
水の玉が幾つも幾つも窓を 這う電線に水の玉が 幾つも幾つも連なっている気がつけば 雨涙を心の奥底に封印している私の代わりに空が泣き始めると人々が私の悲しみを知ってくれるようでなぜか どこか嬉しい傘も 役に立たないほどの土砂降りでみんなの服を濡らすだけの涙をそうよ 私は心に 持っているの冷たいでしょう?悲しいでしょう?街中を濡らすだけの 涙をそうよ 私は心に 持っているの空が 号泣している空が 号泣...
目を覚ましてテレビをつけるとアナウンサーが寝言を 言っている寝言なのか 戯言かどの道真実でない言葉たちは毒にも薬にもならぬ西日が部屋に差し込んで影を作る光と影の 狭間から聞こえて来る その声は死神の甘い 誘惑私は床に うつ伏せる掴めない影を 両手で掴んでその場から動かぬように 踏ん張っている影を掴んでも何の意味もないことさえ忘れて死神の呟く言葉が真実に聞こえるのは私が 病んでいるから?母が子どもを...
毎日が 命日みたいな暮らしの中でただすがりつける胸を探してる火葬場みたいに部屋を 暖めただすがりつける胸を探してるどんなに冬が 寒くてもどんなに手が かじかんでもすがりつける胸さえあれば何もいらないのに春は いつでも私の足元まで 届かない冬がどこまで 続いてもすがりつける胸さえあれば何もいらないのにお金より何よりすがりつける胸を持っている人の ああ 何という贅沢すがりつける胸さえあればどんなにかど...
絹はおそらにのぼってやわらかな風になり流れ 流れる水になり地面の小さな花になりわたしを包む季節になっていくのだろうならば わたしはカーテンを開けて絹 という陽の光を招き入れよう窓を開けて絹 という風を呼ぼう絹 という空気を思い切り 深呼吸しようどこにでも広がる絹 という自然をこの肌で感じよう自然に返った絹をたくさん感じるそのためにわたしは外に出て行こう絹を たくさん感じるために絹を たくさん感じる...
睡蓮と花言葉 詩というか、台詞かな? 水の視点で書いてみたよ。 やっぱり背景があると、印象が大きく変わるよね。もっと早く使えば良かった。 背景はフリー素材を扱っている『ぱくたそ』さんからお
アスファルトに咲く影 劈く笑い声幾多の手招き たじろぐ僕 彼女が拒んだ 世界の構図電柱の後ろ 思い知る 息もつけない四角い空小刻みに揺れながら暗闇に籠る…
真夏の空に 見えるのは立ちはだかる 嘘を殴りつづけて血の滲んだあの拳重ね合わせた互いの体に戦慄が 走った その一瞬そしてくさびが 打ち込まれる胸を抑えて 堪えた愛する いのちが這って 這って 向こう岸へ 逝くまでの短くて長い長い 時間...
昔作った詩と、最近の詩
俳句を毎日アップしていきます。よろしくお願いします。
現代短歌とエッセイ
子どもも大人も楽しめる童謡や詩を。時には切ないさびしい気持ちの詩や童謡を、素直な気持ちで前向きに。
季節の写真と吹く風にしみる心の俳句を掲載します
遥か遠い あの空まで 羽ばたきたい。
遥か遠い あの空まで 羽ばたきたい。
詩を書いていきます(´,,•ω•,,)
俳句を載せてまいります
心からあふれた言葉を激しく詩にしています。あなたに会えて幸せです。