児童文学詩　少年詩　童謡　など

ケイトウの　お花が ぼくに　話してくれたの むかしむかし　ぼくたちは 火星で　いっぱい 咲いていたんだよ　って ほんとかな　ほんとかな ケイトウの　お話 だけど　なんだか　ケイトウに 赤いうずまき 見えてきちゃった ケイトウの　お花が ぼくに　教えてくれたの はるかなむかし...

ユモレスク爺さん

残りの人生を全力投球で。

ネギのねっこ おかあさんと　うえたよ うえきばちに　うえたよ おりょうりにつかって のこった　ネギだよ ネギのねっこ　ネギのねっこ ネギのねっこ だいどころの　まどべに うえきばちを　おいたよ おひさまにあてて おみずを　あげたよ ネギのねっこ　ネギのねっこ ネギのねっこ ...

ユモレスク爺さん

残りの人生を全力投球で。

ゆうゆう　ゆどうふ ゆげあげて ゆかい　ゆのなか ゆめみてる ゆっくり　すくって くずさぬように ゆあがりきぶん あ　のぼせてる ゆらゆら　ゆどうふ ゆげあげて ゆらり　ゆのなか ゆりかご ゆったり　しすぎて くだけてどこか ゆくえしれず あ　はくさいのした

ユモレスク爺さん

残りの人生を全力投球で。

お天気ですか？ お天気雨じゃないですか くもってはいませんか どしゃぶりじゃないですか こころは晴れていますか ぼくは からのペットボトルに ポンと　夜中に おどろかされています 生きていますか？ おなかすかしてないですか おはなししていますか ひとりぼっちじゃないですか ...

ユモレスク爺さん

残りの人生を全力投球で。

おはな　ひとつ　 さいていないのに あかく　さびた てつくずの　やまに きいろい　チョウチョが そっと　とまったよ おはな　ひとつも さいていないのに てつくずと　チョウチョ くさも　なにも はえていないけど あかく　さびた てつくず　たちが きいろい　チョウチョを みんな...

ユモレスク爺さん

残りの人生を全力投球で。

インターネットで見た 外国の男の子 くつのかわりに ペットボトルを　はいていた ぺたんこにして　はいていた どこの国だろう ひびわれたはだしの子 ひもをつけて ペットボトルを　はいていた サンダルにして　はいていた

ユモレスク爺さん

残りの人生を全力投球で。

らっきょ　きょきょきょ おはしで　なかなか　つかめない おさらから　 つるっと　にげた こらこら　らっきょ きょろきょろ　らっきょ まてまて　らっきょ おもわず　おちゃわんを　トン らっきょ　きょきょきょ きょとん　 らっきょ　きょきょきょ おはしで　うまく　つかめない つ...

ユモレスク爺さん

残りの人生を全力投球で。

お花から 　指をつたって 歩いてくるよ ととととてん 小さな　まるい　はねに お日さま　のせて 赤が　まぶしい てんとう虫さん あれあれ ころり　ころんじゃった お空へと 指を向けたら のぼってゆくよ てんとととと 指の　先で　ちょっと お日さま　向いて じっと　していた ...

ユモレスク爺さん

残りの人生を全力投球で。

あしたへ　いっぽ すすみたいから こころの　きずを なおすんだ ゆうきの　くつを じぶんで　はいて ゆうきの　くつは じぶんでしか　はけない あした　あしたへと ゆうきの　くつで からだの　きずは なおらなくても　 こころの　きずは なおすんだ ゆうきの　くつを じぶんで　...

ユモレスク爺さん

残りの人生を全力投球で。

せっけん　ツルン ツルン　ツルン　ツルン おなかを　すべって にげちゃった アワたて　あわてて アワアワ　アワアワ にげちゃった せっけん　ツルン バイ　バイ　バイ タイルを　すべって にげちゃった とけちゃ　いやだと ツルツル　ツルツル にげちゃった

ユモレスク爺さん

残りの人生を全力投球で。

だれが吹くのか どこから流れて来るのだろう ケーナの音に　さそわれて 風にゆれてる　うす紫の ジャガイモの花 ぼんやり見上げる　夕焼け空に 群れなして行くよ チチカカ湖に舞う　フラミンゴ インカの昔　思い出せ 風にゆれてる　うす紫の ジャガイモの花 ぼんやり見上げる　夕焼け...

ユモレスク爺さん

残りの人生を全力投球で。

だれもいない公園の　 ベンチを見つけ すわろうかなと　思ったとき ハトがペコペコ　近づいて よくクックルクー　いらっしゃっいクックルクー 白い風のウエイターが　クルクルリ 落葉のメニューを　ひらりと置きました 大きな　プラタナスのメニューには 虫くい文字で　ひとつだけ 「こ...

ユモレスク爺さん

残りの人生を全力投球で。

スマートなぼくじゃが　じゃがいもじゃが じゃが でっかいおれがじゃ　じゃがいもじゃが じゃがじゃが まあるいわしがじゃ　じゃがいもじゃが じゃがじゃがじゃが いろぐろせっしゃが　じゃがいもじゃが そんなのいやじゃが いろじろうちが　じゃがいもじゃが そうじゃろうがじゃ おく...

ユモレスク爺さん

残りの人生を全力投球で。

ぼくが お部屋で　ひとり 勉強を　していたら 急に　せなかで　コトンと音がした ふり向くと かべに付けた　人形だった おー　きゅうばんボーイ 大きな　くちびる まっ赤な　くちびる さびしそうだね ぼくは きれいに　ふいて ぴったり　つけなおした なのに　すぐまた　コトンと落...

ユモレスク爺さん

残りの人生を全力投球で。

落ち葉をだいて カマキリは チェロをひく　夢をみました 長いうでを　曲げたりのばしては ギビルビギー　ビギルビギー なんてすてきな ギビルビギー　ビギルビギー なりやまない　はくしゅ コンサートホールは 大入りまんいんです 夢からさめても カマキリは 上手にひける　気がしま...

ユモレスク爺さん

残りの人生を全力投球で。

ほっさほっさ　ほうほう 風が吹いて　いちどに　なびく 　コーンニチハ ぼくもあいさつ　はねはね　やあやあ いちめん銀色　ススキの中を のんきに歌って　歩いて行った 泳ぐまねなど　しながら 歩いて行った ふっさふっさ　ぽやぽや 風が止んで　いちどに　鳴いた 　コーンニチハ ぼ...

ユモレスク爺さん

残りの人生を全力投球で。

ふと　ひとりで　くらしてる おじいちゃんの　ことが きになって　ねむれない しんきんこうそく　だいじょうぶかな むねが　どきどき　してないかな おかあさんに　きこうかな でんわしてみようかな でももうねてるかも　しれないから あしたのあさ　かけよう あさ　おきたら　でんわし...

ユモレスク爺さん

残りの人生を全力投球で。

こうつうじこで 思うようには 歩くことが できなくなったけど わたし生きて行ける お花も小鳥も みんな　待っててくれる ちっともせかさず 歌って　待っててくれる 指も体も 思うようには 動かすことが できなくなったけど わたし生きてて楽しい お空も雲も 風も　見ていてくれる...

ユモレスク爺さん

残りの人生を全力投球で。

朝のひかりに　すけて コスモスが　わらってる クスクス　クスクス なにがそんなに　おかしいの もしもし　もしもし クスクス　クスクス もしもし　もしもし クスクスさん あれれ？ 風にゆらゆら　ゆれて コスモスが　わらってる クスクス　クスクス なにがそんなに　うれしいの も...

ユモレスク爺さん

残りの人生を全力投球で。

ある日　ふらりと 帰ってきた　ノラねこ なんじゅうにちぶりだろう どこに行ってたの　どこでねてたの ぼくがこんなに　かんげきしてるのに ぼくの足に　あたまこすりつけ シッポまきつけて　あまえてなくばかり そっか　おなかすかしているんだね げんかんを開けると　またをくぐりぬけ...

ユモレスク爺さん

残りの人生を全力投球で。

キツネがハガキを　書きました 町の動物園に行った タヌキに　いっしょうけんめい 白いクレヨンで　書きました せのびしてポストに　入れました 郵便屋さんは　こまり顔 それはプラタナスの葉っぱに 切手の　代わりに野菊が 一つはりつけて　ありました それでも届けて　あげました や...

ユモレスク爺さん

残りの人生を全力投球で。

あつい　まひるーん たいよう　てりつけるーん つつじの　はのかげ くるくり　くるりん トカゲの　おばさん おでかけ　するりん しっぽ　ふりふり ハンドバッグさげて ぺろん　ぺろろん ちょっと　くちびる なめるーん あつい　ひざしーん たいよう　じりじりりーん まっくろ　いわ...

ユモレスク爺さん

残りの人生を全力投球で。

赤いお花が　ちったあとに ふくらんだ　ふくらんだ ちいさなタヌキの　おなかだよ トンボ　チョウチョ　よっといで ちょんとつまめ　ちょんとつつけ ぽんせんか　ぽんせんか　ほうせんか らいねんまた　さいてくれませんか 白いお花が　ちったあとに ふくらんだ　ふくらんだ まあるい緑...

ユモレスク爺さん

残りの人生を全力投球で。

ミミズの　おいしゃさん ちきゅうを しんさつしているの ニョーローリ ニョレ　ニョレ からだじゅうを ちょうしんきにして ミミズの　おいしゃさん きょうも おうしんいそがしい ニョーローリ ニョレ　ニョレ からだいっぱい くさのみつけて うーん ミミズも　したたる いい　ちきゅう

ユモレスク爺さん

残りの人生を全力投球で。

　 おさかな　つれて うみのおうさまに なっていたの だけど　そこは ふとんのうえだったの ふしぎだね　おかあさん おねしょが　わらってるよ おおきな　うみの あかちゃんみたい くじらと　およぎ こどものくじらに なっていたの たかく　とおく しおふいてあそんだの きこえる...

ユモレスク爺さん

残りの人生を全力投球で。

おふろやさんに　いったら ばんだいに　ねこが すまして　すわっていた ニャーニャーン おこしやすと　ないた ぼくも　にゅうよくけんを ニャーンと　おいた かえるときに　みたら おばあさんの　ひざに まるく　だかれていた ニャーニャーン おおきにと　ないた ぼくは　てまねきを...

ユモレスク爺さん

残りの人生を全力投球で。