昔作った詩と、最近の詩
孤独な時が 長過ぎて春の 暖かさも忘れた孤独な時が 長過ぎて熱い血が人の中に流れていることも 忘れた孤独な時が 長過ぎて一人じゃない ってどういうことかももう 忘れた誰かといても 孤独で一人でいても 孤独で朝も 孤独で夜も 孤独で孤独は 氷雨のように肩に 降り積む孤独は ガラスのように胸に 刺さる孤独が 痛いひとりが 冷たい...
記憶に 残らぬほど遠い幼い頃の 胸にざくりと深い傷を 負いました地獄以下の地獄を この現実に 見ましたその光景に心が引き裂かれバラバラになりました空の 嗚咽が聞こえる度に悲しみは 増え大地の 叫びを感じる度に苦しみは 増えて行きました悲しみが苦しみが何層にも重なってこの肩にのしかかっています私の歴史は悲しみと 苦しみで綴られた重たいだけの歴史です背中が いつも重たくて胸を張ることが できません胸を...
はしる はしるあそぶ あそぶましろな 真珠のげんきが ひかるましろな 真珠のいのちが ひかるましろな 真珠はゆうやみにいっそう そのかがやきを ましてころがる ころがるたのしい たのしいうれしい うれしいましろな 真珠はげんきの ひかりをまばゆく まばゆく全身で 放ちはしる はしるあそぶ あそぶましろな 真珠のげんきが ひかるましろな 真珠のいのちが ひかるどうか どうかいついつまでもましろな 真...
苦しむのは私の役割だから ゆっくり苦しみに浸らせて今日も朝からパソコンの画面に攻められスマホの画面にせかされて支払いやら買い物やらそんな雑多なことに追われてゆっくり苦しむ暇がなかった一日苦しいの苦しいの苦しみが 心の全部を占めると何をやっても思考停止になってしまうだからゆっくり苦しませて苦しむのは私の役割なんでしょう?苦しむために産まれて来たんでしょう?苦しみを引き受けたのだからゆっくり苦しませて...
ごはんを食べるのではなく食物を摂取している だけぐっすり眠るのではなく薬物の効果で意識がなくなる だけ生理的欲求さえ剥奪されてひとり覚醒している限りつづく根拠のない不安に押し潰されてただ一日一日を消費してるだけひとは一人では生きていけないというのにひとり助けはどこからも来ない...
寒戻るスーッと動く汁の椀 若い時に、型絵染めの染色作家の70代の女の先生の家で1年ほど働いた。ある日、みんなで食事の時、注いだ味噌汁のお椀がテーブルをスーッと動いたのをみんなが不思議に見てたら「うちの超能力や。」と真面目な顔して言ったのを思い出す。弟が借金こしらえて逃げ...
やさしく やさしく そうっと そっと とかれた ほうたいのように のびる 飛行機雲 ゆっくり ゆっくり 空に 広がるよ だれかの 傷が なおって そっと とかれた ほうたいのように のびた 飛行機雲 しずかに しずかに 空に とけるよ それとも それとも どこかの 星が け...
濡れた路面を滑る車が 次々と私に 季節を告げて行く寒さの中にも 春の音電線からぽたりぽたりと 雨粒が私の気分と一緒に 落ちる三寒四温の夢のあといくら待っても私の暦に 春はなし明けない夜の その中で頼りは 月の灯りだけ止まない雨の その中で頼りは 濡れた巨木だけ春が 遠い春が 遠いさくら 雨降り 宵の雲眠れぬ夜の 前触れにいつものように 怯える私...
捨て猫みたいにひとのぬくもりに飢えていていつでもひとを求めてやまない 私でも去って行く人は 追わない私への気持ちがなくなったのならいくら すがりついても泣いてわめいても失せた気持ちが戻ることはないから優しく声をかけて来て餌をくれたり頭を撫でてはくれるけどすぐに飽きて去って行く人に捨て猫の私は慣れっこに なっているからまたか・・・・・そう思うだけで捨て猫は悲しい学習なら すぐに出来るそして野良猫の厳...
悲しいときは 煙草を吸うの切ないときは 眠剤飲むのひと箱の 煙草一包の 眠剤私の必需品健康に良くないって?ごめんなさいね私は健康に悪い物が好きなのよ健康のためなら 死んでもいい!という皆さんの気持ちはわからないわショパンの調べが私の過去を 旋律に乗せてとても悲しく 響いてる悲しいことが 山積みになって切なさの山かき分けて 這い出して何食わぬ顔で 出かけるのは大変よだから私は悲しいときは 煙草を吸う...
ススと灰とで かんろく 顏も手足も からだじゅう いつもまっ黒 かまど猫 ある朝のこと お母さんが ご飯をたきに 起きたとき ねぼうしたのか おおあわて かまどの中から 飛び出して いちもくさんに にげて行ったそうな おばあさんから聞いた むかしむかしの台所 ススと灰とを...
森の 向こうに何かが 見えた私の 孤独とため息 見えた孤独と ため息一緒に いると仕事に ならず困るから森の 向こうに置いて来た疲れた 私は森の 向こうに孤独と ため息置いたまま一日 動き回ってた辺りが 夕陽に染まる頃森の 向こうへ迎えに 行った孤独と ため息迎えに 行った私の 孤独と ため息 連れて一緒に おうちへ帰って行った沈む 夕陽と孤独と ため息みんな みんなで手を つなぎ一緒に おうちへ...
春寒や箱に潜りて出でぬ猫 春寒や家に籠りて出でぬ吾 寒すぎます。すきま風が。😂 今日も一日、外に出ないで終わるのかな? 誰かのブログでフキノトウを見ました♪ 癒されます♪ 春は確実にやって来てるのだけど。 しぶとい寒波さん。
インターネットで見たの 外国の 男の子 くつの かわりに ペットボトルを はいていた ぺたんこにつぶして サンダルにして はいていた どこの国だろう ひびわれた はだしの子 ひもを つけて ペットボトルを はいていた 飲み口のついたまま サンダルにして 歩いてた
人々は 流転するこの世の中は 流転する留まることを知らず回り続ける激動の時代を 経て先進国と 呼ばれるようになっても回り続ける人々何がどんなに進歩してももっともっと と際限なく 回り続ける人々大きな家に 住みながら人々は 回り続ける何を求めて 回るのか幸せとか希望とかに 値札をつければ飛ぶように 売れるそんなの手に入れようとすれば するほどすぐに手の中から すり抜けてしまうものなのに幸せとか希望と...
ほんの些細な言葉ですれ違ったりほんのちょっとした表現で誤解されて行き違ったり傷つけたり傷つけられたりひとと関わることはそんなことの 繰り返しで疲れて嫌になったりわかり合えて嬉しくなったりご飯を作って家族で 食べたり恋をしたり 失恋したり流行りの歌を口ずさんだりお酒を飲んだりそんなことを繰り返し繰り返し人間は 大きくなって行くのだろうでも ときに深い傷を 受けることもあってそんなとき私は自分で自分の...
水色のシャツの ボタンがとれて コロコロ コロコロ コロロ 止まったところに 咲いていた 小さなブルーの お花たち イヌフグリさん きみたちの ゆめは何ですか ぼくはうちゅうひこうしに なることなんです パチパチ パチパチ ゆめを またたく イヌフグリさん ころがったシャツ...
立春や俎板に菜を刻む音 カーテンに猫ぶら下がり春立ちぬ 春立つや五枚重ねのパンケーキ 立春とは名ばかりの寒い一日でした。夕方、外に出たら風の冷たいこと。首をすくめてすぐに帰って来ました。週間天気予報を見たら、10日から気温が二けたでした。そのあとは三寒四温を繰り返して、...
窓の向こうで信号の赤が涙ぐんでいる私の思いを代弁するようにしきりと涙ぐんでいる闇の中にぽっかりと浮かんだこの部屋の中でひとりこの思いを誰にどう伝えたらいいのかわからなくて春まで つづいているはずの真冬の空に 訊ねてみても夜空がガラスのように無機的で上手く伝えられなくて私はここにいるただそう伝えたいだけなのに闇の中では上手く伝えられなくてもどかしさは白い吐息となってまたこの古い窓を 曇らせる涙ぐむ信...
春近し猫が呆れるほど眠り 冬送る猫と寝坊の朝餉かな どうも体調がイマイチ。朝に食べた、うどんが少し古かったのが原因かもしれない。賞味期限がだいぶ過ぎていたから。お腹がちょっと下痢気味。😂
園児のスモック水色いぬふぐり スモックのぼたん水色いぬふぐり 子らジャンプ明日へかけっこいぬふぐり いぬふぐりは早春の季語ですが、待ち遠しくて詠んでみました。 写真は、おうちゃくをして、借り物です。(*´σー`)エヘヘ 今日も寒くて巣ごもりしています。天気予報は、まだ寒さが...
春近しだし巻きたまご色淡し 手作りのホットケーキや春隣 陽の光に早春を感じるけど、気温はまだまだ低い日が続きそうですね。梅の花がほころび始めたようで、見に出かけて、鼻を押しつけて嗅ぎたいと思います。吸いすぎてしなびてしまいそう。大きな鼻の孔だから。(^///^)
昨日 地獄を見たんだ鉄で出来た大きな手に胸を掴まれて息が出来なかったんだ生きて地獄を見る夜は罪深い私に 相応しいまたあなたを そっと抱きしめたくてもあなたの その澄んだ瞳に 触れたくても敢えて もう二度とそれをしないのが自分への罰なんだナレイお前は ひとり寂しい家の中で苦しんで苦しんで苦しみ抜け人でなしの鬼になってあなたを傷つけあなたを苦しめた私は苦しむべきだから仄青いあの空に地獄が見える永遠でも...
煙草を吸う煙が格子模様の空に 吸い込まれて雲と一緒に流れてく雲に 尋ねてみたい私はいつまで ここに居ればいい?刻まれる 時の長さは毎分毎秒私の胸をも 切り刻む毎分毎秒痛くって毎分毎秒痛くって時は 止まってくれないから刻一刻と痛くって飼い犬のように鎖で 繋がれていても塀の中のほうがいい寝床も餌も保証されているからシャバでは野良犬のように自分で餌や寝床を探さなくてはいけないから余計に切り刻まれた胸が ...
昔作った詩と、最近の詩
俳句を毎日アップしていきます。よろしくお願いします。
現代短歌とエッセイ
子どもも大人も楽しめる童謡や詩を。時には切ないさびしい気持ちの詩や童謡を、素直な気持ちで前向きに。
季節の写真と吹く風にしみる心の俳句を掲載します
遥か遠い あの空まで 羽ばたきたい。
遥か遠い あの空まで 羽ばたきたい。
詩を書いていきます(´,,•ω•,,)
俳句を載せてまいります
心からあふれた言葉を激しく詩にしています。あなたに会えて幸せです。