昔作った詩と、最近の詩
モニターに映る紅紅茶郎は、修行の時に着る道着ではなく、年がら年中着ている紅茶色のハーフコート姿だった。 「紅さん。その風景……学園内ですね。学食の入り口の向かって右側に並んで立っている三本の菩提樹のうち、一番奥にある木の東側の幹が間近に映っています。樹皮の特徴からして間違いありません」 緑玉郎は無駄に詳しく紅茶郎の居場所を指摘した。投稿者:クロノイチ...
鴨見季彩は緑玉郎に向かって、ムッとした表情でこう言った。「緑先輩! わたしは、びすかに大事なことを忠告しようとしてるんですから、勝手に入り込んできて、茶化さないでください!」「茶化す? 僕は心の底からのお茶好きですから、お茶と化せるものなら化したいと思っていますが、さすがに僕の科学力でもそれは無理ですね」 玉郎が肩をすくめる。投稿者:クロノイチ...
死神と見掛け真夜中に月の光が射し込み今夜も闇と影に紛れ大きな刃を持った死神が人間の弱き心を探して移動する街は底知れない善と悪に溢れる中虚勢を張って敵意を振り切…
裏切りのロスト闇のように気高く隙も与えない中素直になれればいいのに強がりで心に秘めた一言の重みに苛まれるいつまで分かってて現実を見ないまた意地が悪くなって邪魔…
進歩の一途出来る事もやらない人間は皆同じ本気で誰かの為に何も為しはせず自分の為だけに誰も信じられない予想に頼って頭でっかちになる中救われない軌道に乗って逃げ惑…
勝負の心得幼稚なほど無価値な競い合いをし陰口を並べ合って目糞鼻糞を笑う高が一つや二つで何も決まらない意地ではなく恥の張り合いだろ?包み隠さずに餓鬼なのを体現す…
馬の耳と聞く耳周囲の事が見えなくてもやらない人間の道徳まで見えなくなる人々信じているなら気力も湧いて来る死人に口なしで何も信じない人々誰でも分かる綺麗事で塗り…
苦しみの価値重たい世界で義心安気は通用せず腐るほど溢れる警覚に気付くんだ計較に長けて活かす事を知らない天上天下唯我独尊の自分を捨てろ人と比べて頭が高い何も偉く…
嘘吐きの詭弁弛まぬ努力を鼓舞して勝ち上がり弛んだ努力を誇示して負け下がる身になる物の差は歴然としてる中周囲を顧みる真面目が成り上がり周囲を顧みぬ間抜けが敗れ去…
諦めない勝者自分が出来ないと何も済まないで自分が出来ないままで終われない感情なんて知った事ではないんだ自分が諦めた瞬間に敗者に決まる不安で出来ないのは我慢なら…
永遠の挑戦自律心を磨かず一向に培われない人の事ばかりを気にして縛られる自制心を鍛えず一向に養われない見苦しく棚に上げて悪怯れない中自分が決めて揉み消し嘆き悲し…
人生半世紀を生きた低所得の初老が突然ハッと気が付いたことを記録しておく自分都市伝説です 皆さんには決してあてはまりません まして、ためになる事などひとつもありませんそして暇つぶしにもなりません そんな記事に目を留めて頂きまして先ずは感謝いたします ありがとうございます----------------------------------------------------------------- 2019年4月25日。0:02。 ー世の中では深夜と呼ばれる時間帯、思いもよらぬ訪問者が我が家にー 低所得に転落して以来、この初老を訪ねて我が家を訪れる者はめっきり少なくなった というか、ほとんど皆無…
黒烏龍が大きな湯飲み茶碗になみなみと注がれた凍頂烏龍茶をすすりながら、悔しそうに言った。 「茶飲み話といっても、負けちまった後だからなあ。愉快な話にはならんよな」 「龍さんは特にコテンパンでしたからね。得意とする卑怯な闇討ちが全然通用しませんでしたし」 玉露を煎れるための湯冷ましをしている最中の緑玉郎が辛辣な台詞を吐く。投稿者:クロノイチ...
冷めない絆混沌とした渦の中に舞い上がって激しく誘惑に満ちた火花を散らす刻々と移り変わる光加減に乱れて執拗に焦らした歩みで逃がさない自然に人の心を玩ぶテクニシャ…
死生の旋風世界に死生の旋風を巻き起こして時代の波に乗り一大ムーブメントセンセーショナルに関心を集めてど派手に人々に存在を知ら占めるあらゆる方面に強い影響を及ぼ…
時間の重責負け犬の長く止まな過ぎる遠吠えのんびりし過ぎれば愚鈍になる中人を見てな過ぎて焦りを知らない逃げて祈っても神は非礼を受けず幼稚な害心に憤り爪弾きにされ…
一新不乱周囲を顧みず後悔の導を目掛けて疑心安気で誰にでも無責任を極め人の疲弊を労わり上り詰め続けて人に不平を嘆いて這い上がれない古くからある慣わしを真に受けて…
軽率の懺悔人それぞれの温度差で結露する中調子に乗り過ぎて血道を上げるな人が苦労するような日々を顧みろ誰にも聞く耳を持たず自惚れるな人を愚弄するような日々を省み…
都合のバランス絶対的な一方寄りでは詰まらない全部併せて勝敗は引き分けになる都合が良いだけでは進歩出来ない信頼は付け入る隙を与え合える光片寄っても支え合えるから…
知らない自分の力自分より割り切れない人ばかりで人と比べず知らなかった自分の力次々と生理的に受け付けなくない懸命な健実行為を尽くして頑張り割り切り続けて磨き抜い…
一世一代の勇気迂闊で好い気になり痛い目を見て魂を悪魔に売ったままで許せない自分を過信した自惚れを投げ捨て甘えた日々にケジメを付けてやれ誰でも同じ事ばかりを逃げ…
クレーターの底のコスタリーカの目に輝きが戻った。 おもむろに立ち上がった次の瞬間、背負ったリュックサックからのジェット噴射で地上に飛び出し、挑戦隊の行く手に立ちはだかる。 (しまった、退路を断たれた) レッドダージリンは自分の判断の遅さを悔やんだ。「なかなかやりますね。あと五パーセント威力が大きかったら、あたくしといえども無事では済まなかったでしょうね。── でもここまでですよ」 じりじりとコスタリ...
消えない証誰かが自分の答えを知るわけなく何の理由を探しても見付からない次から次へと罪悪感に立ち向かう死よりも恐ろしい力との一騎打ち向かうところ敵しか現れはしな…
善は急ぎ得は急ぐな限界まで追い込み無駄に苦しんで行先だけに馬力が掛かって急発進何の代打にも化けて熾烈を極める悲報を受け尽くして打ち勝ち続け疎かに生きず資本が鍛…
目に見える異常影で努力しない無能を置き去りに人それぞれの苦しみは目に見えず一人で人々の努力を推し量れない人それぞれの楽しみは目に見える影で悪口を叩く暇が有り余…
悪口の落とし穴軽はずみな悪口に落とし穴がある悪口は次第に過激になり度を越し自分でも悪くないと思えなくなる誰かに打ち明けるまで付き纏って知らない内に自分を責めた…
挑戦隊としての初めての戦闘。 それは実にあっけないものだった。 コスタリーカの合図で、いかにも戦闘員風の男達がわらわらと地下から湧いて出たのだが、はっきり言って弱過ぎて戦いにならないのだ。 どうやら相手は、茶色の全身タイツにコーヒー豆を象ったお面をかぶっただけの普通の人間らしい。 各人が常人のおよそ十倍のパワーを持つ挑戦隊に到底敵うわけがなかった。 軽く撫でてやれば、それで簡単に何メートルも吹っ飛...
逃げ活かし波瀾に満ちたスタートダッシュで時が来たと言わんばかりの幕開け課せられる改善の努力を惜しまず磨き抜かれる修練路線を刷新して意欲的に無責任への挑戦に当た…
自分の判断次々と見る目に人々が淘汰されてまた誰かが誰かに白けて嗤い合うインドラの化身を思わせる勇姿で烈火の如く燃えるような走り出し活気に満ち溢れてハンデを与え…
鬼の割り切り誰かの軌跡を伝って可能性に怯え不満があるほど退屈を持て余して危険を恐れ安全に縋り現実を擲つ大変見苦しい外見をするのが動物大変見苦しい言動をするのが…
気付けない逆効果いつも今この瞬間を大事にしない愛おしくなったから生き急ぐんだ何も大切にしたくないんだろう?高が一つに囚われた一本槍は弱い何事も慣れて馴染む人間…
全方位視野究極の過敏は極限まで気にする中縦横無尽の上辺を当てにしてない何でも肝心なのは中身だけなんだ意味の無い先入観を一切持たない初めから中身にある本質を見て…
未知の恐怖訝しみ合って嫌疑の飛び交う人々気にして未知の恐怖に囚われるな調子に乗って有頂天なんだろう?浅はかな知恵で落ち着きが足りず自分でやって雁字搦めに縛られ…
無知の不安蒼い闇の十文字槍に突き刺されて幻影の廻廊を巡り廻ってるだけだ楽をして無知の不安に囚われるな自分が聞く耳を持たずに後悔する悩んでる自分に酔ってるだけだ…
昔作った詩と、最近の詩
俳句を毎日アップしていきます。よろしくお願いします。
現代短歌とエッセイ
子どもも大人も楽しめる童謡や詩を。時には切ないさびしい気持ちの詩や童謡を、素直な気持ちで前向きに。
季節の写真と吹く風にしみる心の俳句を掲載します
遥か遠い あの空まで 羽ばたきたい。
遥か遠い あの空まで 羽ばたきたい。
詩を書いていきます(´,,•ω•,,)
俳句を載せてまいります
心からあふれた言葉を激しく詩にしています。あなたに会えて幸せです。