直線・曲線の歌 #4
使い捨てコンタクトレンズひからびて記憶のカーブをぐんにゃり描く俵万智『チョコレート革命』 俵万智の第三歌集『チョコレート革命』(1997年)に収められた一首です。 主体は、使い捨てコンタクトレンズを普段使用しているのでしょうか。 そのコンタ
#4157 世界との往き来難かる世はつづき窓開く日を偏に願ふ
#4012 大君は神にしませば水鳥のすだく水沼を皇都となしつ
#3988 遠近の風とぞ今はなりなまし かひなき物は我が身なりけり
#3953 秋山の樹の下隠り逝く水のわれこそ益さめ御思よりは
#3898 妹がため我玉拾ふ沖辺なる玉寄せ持ち来沖つ白波
#3864 春くれし昨日もおなじ浅みどりけふやはかはる夏山の色
小男鹿 さおしか 富士屋 徳島
#3823 やどごとに心ぞ見ゆる円居する花の都の弥生きさらぎ
#3792 懸緒断つ音高らかに響きたり二十歳の門出我が前にあり
【父が娘に伝える大日本帝国の物語】<S001>昭和16年9月ーよもの海ー
#3755 なゐをのがれ戸外に過す人々に雨降るさまを見るは悲しき
#3716 君と見る波しづかなる琵琶の湖さやけき月は水面おし照る
昭和天皇の御製: 始めての皇孫 山百合(ヤマユリ)の歌
#3497 木を植うるわざの年々さかゆくは……他一首