言の葉綴り

詞「蒼い月が浮かぶ」

   蒼い月が浮かぶ惰性を嘲笑うように滾りなんて忘れた僕は叫びさえ見つからない 許してよ　愛した人帰れない　愛した日々 募るのは　この身の終焉走馬灯　断末魔 …

菊咲一華（キクザキイチゲ）

    　一昨日書いた詩　『一緒に帰ろう？』　の写真に使った花を調べたよ。   　どうやら　菊咲一華　（キクザキイチゲ）　って名前みたいだね。    

歴史の重み

人々の血や肉を塗り固めて創った文明の中で我々が　見ている現実ほど不確かで　曖昧なものはない私が見ている景色とあなたが見ている景色はきっとちがう主観　という実に邪魔なフィルターを通してしか我々は　現実を見られないからだけど私は　見たいフィルターを外して本当の現実をそうすれば　きっとどれほどの人々が血を流し肉を削がれ骨を断たれたかがわかるからそれぞれの歴史の重みがわかるからあなたの　痛みがわかるから...

一緒に帰ろう？　（詩）

    誰も知らない場所だって 君がいるなら僕は迷わない   噂話をかき分けて 他人の評価を切り払い 君が隠している真心を 木漏れ日の下に明かしてみせるよ   微かに色づく白い花 大切な一輪   「一

脱コロナを達成できたら……　（詩）

      　腕を広げてハグをかわそう。 　強く、弱く。 　引きつけるように、抱えるように。 　体の芯が柔らかくなり、瞳が熱に浮かされるまで。     　呼び合う名前が絡み合ったら、心のすみまで潤せる

カレンダー1枚分のいのち（再掲載）

冬の微かな風にカレンダーの ひと月一枚ふわりと浮いた余りに軽い　私のいのちと　おんなじに...

心の傷なんてぬるい

心の傷？そんなの　ぬるいんだよ私の心はもう傷がつき過ぎてバラバラの肉片みたいにちぎれて心　として使えないんだよ誰にも必要とされてない？寝言ぬかすなよそんなこと産まれて5年目で　もうわかってたよそれでも死んではいけないんだってさみんながそう言うんだよじゃあなぜ？何十年も必要とされないまま心が肉片になったままなぜ死んではいけないとか言うの？自分の出生をこの世に産まれ出ることができなかった誰かに　ゆずり...

苦しいだけの一日

苦しいだけの一日を終えると居心地の良い暗がりを探して膝を抱えて　うずくまるコーヒーを飲む煙草を吸う摩耗した心が痛むけれど夜の表情は私に　優しい何か食べたいと思う死のうと思う寝たいと思う今日と変わらない明日を思うと無意識のうちにこぶしを握りしめているあと何回苦しいだけの一日を過ごしたらわたしは　楽になれるのか...

詞「影の世界」

   影からじゃなきゃ　光は見えない差すことのない世界影からじゃなきゃ　君を愛せない触れることのない世界 願いは諸刃僕を生かすけど　殺すことも容易い君の無垢な…

タイ日翻訳 日ごと

民衆はどこへ

成熟した文明は人を荒廃させるシステム化された社会は人の心を蝕む心を蝕まれた人々は互いに傷つけ合う民衆はどこへ向かうのか答えは　ない...

詞「朝に頷く」

   黒い絵の具　塗りたくるように明日を通せんぼする君昨日の手招きにふらふらと僕は傾く 「鈍色の朝に何の兆しがあるの？」屋上の彼が問い掛ける「見えないなら見な…

堕胎された胎児の思い

堕胎された胎児の気持ちが少しだけわかる気がした私も光の中にいたことがないから闇の中でつぶれた空き缶とか錆びた鉄くずとかと一緒に泥水の中をただ流れているだけで遠くに光を見たことはあってもその中にいたことがないからいや私は産まれ出たんだから一瞬の光は　きっと体験してるんだろうねでも何も覚えていない覚えているのはやっぱり闇だけ泥水の中を流れている自分だけ...

詩を書くこと　詩子の詩340

〜知ること〜 詩を書く内面を見つめる嘘はつかない見たくないものも見る怖がらず見る動かなかったものが動く少し衝動がある逃げずに感じる 感じ切る 少し波立つ凪になるまで待つ 少し待つ 少し景色が変わる 花の季節🌺 おはようございます。詩子です。 今日から雨かと思ってたら違った(笑)いいんだけど。 晴れてて、明日雨と思うとなんか色々やること増える(笑) ✛ 詩を書くこと ✛ 今日は、詩を書くことについて書いてみました。 私はここに色々吐き出ししていますが、もう一年経過しました。その間に曲を付けてもらって、作品になったり私の詩について色々な感想を言ってくれる人にも出会ったりとか…。言葉の魅力にも気が付…