詩歌

室生犀星「忘春詩集」を読む

Kindle版「室生犀星作品集」より、「忘春詩集」を読み了えました。

霞んだままの瞳で（再掲載）

目覚めると　またいつもの　「ひとり」という夜の長さにこの目が　霞む私の苦しみは　目には　見えないから誰にも　届かないらしい狭い家の中であちこちにぶつかりながらそれでも　必死で探してる霞んだままの　瞳にももしかしたら映るかも知れない明けの明星をもう3000以上も記事があるんだから、ムダな労力使わなーい！再掲載で使いまわす～べつにそんなに読まれてないんだから問題なーし！...

巣籠りの家遊び、菜園周りの花を愛でて、妻が残した花を忘れないように　(*_*;

西東三鬼・句集「旗」を読む

角川ソフィア文庫「西東三鬼全句集」より、第１句集「旗」を読み了えました。

20年前（再掲載）

私には明日の出来事もあさっての出来事も20年前の出来事に　感じられて20年前の出来事も30年前の出来事もつい昨日の出来事に　感じられて人生という時計の針が　錆びついて　動かないから全ては　20年前のまま全ては　つい昨日のまま亡くした者たちをこの胸に　抱きしめ若い頃の　未熟な夢を思い今はない喫茶店で　コーヒーを飲みひたすら過去を　生きている何年経っても　20年前今　何が起きても　20年前未来のない毎日が　苦しく...

同人詩誌２種が届く

同人詩誌２種、「果実」８２号と「青魚」No.92が、届きました。

オジサンの脳梗塞の発症の１周年の記念日ですが、何とか生きている　(*^^)v

『そういうものに　わたしはなりたい♥』

　～From my Heart to Yours ～～　心をこめて～　　　南カリブ海は今日も曇りのち晴れ　  　今日の物語　 今の私達に残されたメッセージの様…

ノートの２首（１－５）足のよろめき

　昨日に続き、歌稿ノートより、２首をアップします。 老いわれは足のよろめき去ってゆく浅田彰の「逃走論」に なぜこうも鼻水が出るのだろうねたちまち溜まるティッシ…

ノートの２首（１－４）ウアア参った

　昨日に続き、歌稿ノートより、２首をアップします。 呟くはウアア参ったWi-FiをOFFのスマホでひと日過ごした 昼餉にと鶏の骨付き脚の肉に噛りつきつつ侘しさ…

ノートの２首（１－３）始まる朝

　昨日に続き、歌稿ノートより、２首をアップします。 味噌汁のインスタントは良いのだが妻が作れば情けは重い 六粒の薬を飲みて三粒のサプリを飲みて始まる朝 写真Ａ…

飢えた心

仕事に行くわけでもないのに起き上がりたくなくて起き上がると待っているのはいつもの孤独と散らかり放題の部屋だけだから腹が減って仕方ない多分　腹じゃなく心が　飢えているのだろうのどが渇いて仕方ない多分　のどじゃなくて魂が渇いているのだろう春の色とりどりの景色にも私の心は　動かない満たされない心と魂を　誤魔化すように腹が膨れるまで飯を食らいがぶがぶと水を飲むあなたの何気ないひと言さえあれば私の心はたちま...

鉄拳のパラパラ漫画『きらり輝く』吉田ワタルの挿入歌が胸にズンとくる

『きらり輝く』 ねぇ 覚えていますか 夢という言葉だけで空さえ 飛べるような気がしていたあの頃を ああ 気が付けば今日も昨日と同じような日常 置き忘れた自分らしさは何処へ 「もういいかい？」誰かの声

「年刊句集　福井県　第５８集」を読む（４）

福井県俳句作家協会・編の「年刊句集　福井県　第５８集」より、４回めの紹介をします。

自由という不自由（再掲載）

自由という名の　不自由「自由」の荒縄で　ぐるぐる巻きにされて「あなたは自由だ　あなたは自由だ」と呪文のように繰り返し繰り返し唱えられ自由を「強要」されいつしか私は自由という不自由に　縛られて生きるしかなくなった...

ノートの２首（１－２）ホリエモンの

　昨日に続き、歌稿ノートより、２首をアップします。 ホリエモンのYouTube幾つ見て過ごす眠気の差すを待つ深夜には KDP発行申請したけれど目次がダメだまず…

ノートの２首（１－１）紙面を作る

　今日より、ノートの２首（１）シリーズの始まりです。 新しいエバーノートの歌稿の紙面を作るスマホの上に 咳がしてバイクの音の去ってゆく郵便配達された午過ぎ 写…

葛原妙子・歌集「葡萄木立」を読む

砂子屋書房「葛原妙子全歌集」より、第６歌集「葡萄木立」を読み了えました。

室生犀星「抒情小曲集」を読む

Kindle版「室生犀星作品集」より、「抒情小曲集」を読み了えました。

ノートの３首（１－６）甘いひと日

　昨日に続き、歌稿ノートより、３首をアップします。これで、ノートの３首（１）シリーズの仕舞いです。明日より、ノートの２首（１）シリーズが始まります。 読書会、…

ノートの３首（１－５）読みいる午後や

　昨日に続き、歌稿ノートより、３首をアップします。 持ち掛けた図書館デート　届けられ妻は発送用事に行った 図書館に「短歌研究」二月号読みいる午後や日差し春めく…

結社歌誌「覇王樹」５月号を読む

結社歌誌「覇王樹」２０２０年５月号を、ほぼ読み了えました。

私はあなたの血（編集）

私は　あなたの血になってあなたの中を巡りつづけたいあなたを暖めるのも　私あなたを動かすのも　私そうよ私は　あなたの血とどまることなくあなたの中を漂いつづけもしも　あなたがよごれたら　私があなたの中を　素早く　舐めて浄化するそうよ　私は　あなたの血その肌の内側を　這い左胸の内側からあなたを小さくノックするそうやって　気づかれることなくあなたを　ずっと見つめていられる私はあなたの血になって中枢から末梢...

「年刊句集　福井県　第５８集」を読む（３）

福井県俳句作家協会・編の「年刊句集　福井県　第５８集」より、３回め紹介をします。

若さという強さ

映画を見ていてああ　私にもこんな時代があったなあなんて思う自分が　悲しくて友達といるときがいちばん楽しくて彼氏がいるとかいないとか好きな人ができたとかできないとかそんなことが至上の価値で地に足が着かぬまま浮かれ気分で笑って泣いて自分はもう大人だと錯覚して充実　という言葉の意味さえ知らないのに毎日はきらきらと輝いていた流れ流れる雲のように瞬く間に消えていった　あの頃そんなに急いで今　が消えるなんて知...

藤裏葉

ノートの３首（１－４）誤りをして

　昨日に続き、歌稿ノートより、３首をアップします。 医院へと妻の車に送られて常の薬を頂きに来た 大変な誤りをしてしまったよブログ画像を全件削除 失禁のような大…