あの夏のあなたに逢いたい
あなたへ あの夏のあなたに逢いたい。 たくさんの想いを並べながら、 あの夏の日々を思い返していました。 突然に心臓を患い、もう、元の体に戻ることは出来ないと、 そう宣告されたあの頃のあなたに、 どんな言葉を掛けたら良いのかも分からずに、 私は、ただ黙って、 寄り添うことしか出来ずにいました。 あなたよりも、4つ年下だったあの頃の私は、 とても未熟で、とても頼りなかったね。 ずっと、あなたに守られて、 それまでを生きてきた私だったけれど、 あの夏のあなたに寄り添っていた私は、 今度は、あなたを守りたいと思っていたよ。 たくさんの想いを抱えながら、 上手く言葉に出来ないままに、 ただ、あなたの側…