紫陽花
昏い五月も半ばを過ぎてからmonotoneの雲に連日塗り潰された雨催いの空でもう来週は六月の短夜に弾けただけでなくやむを得ず弾けてしまった世界中の生と死が宇宙樹の果実にimaginationされるというのに否!だから昏い天上も地上も地下も深海のマリンスノウの藻屑もCOVID-19感染症禍の景気も世相も何もかもがどうでもいいCryに昏くて暗いのだからあしたは、わたくしに、ひかり、を、ください、とそう祈っていた早朝の首都では十日振りに雲が切れてそれは十日という時間と空間の相対性に関わることもなくLEDの人造光ではない太陽が放つ日光を松果体に浴びるだけ浴びて虹を圧縮した日光は崇高な希望をも内包した『色彩《いのち》の源』であり光合成は生き物の必要充分だと知れたから自ら進んで悔い改めたのだったニワトリとタマゴ問題(あるい...紫陽花