絡んだ糸は解けない 詩子の詩63
~絡んだ糸~ 素直に伸びていたはずの糸が いつのまに 絡み合っているの あんなに真っすぐだったはずなのにどうして 伏し目がちで斜にかまえて それじゃ受け取れないでしょ 前を向いて手を広げるのが怖くなったの いつでも開いていたい全てを信じていたいホントは知っている決めたのは自分だよと からみついた糸のように 小さな事が始まりだよね だけど怖さが抜けなくて 又閉じてしまうから いつでも開いていたい全てを信じていたいホントは知っている決めたのは自分だよと 途方に暮れて見上げれば 空にたなびくひこうき雲 滲んだ空がなにか言ってる 怖がらないでと勇気を出してと それでも 糸は いつまでも 先の方で 絡ん…