創作家の自分記録　　

本紙の連載「みらいへの記」で紹介された、福島県南相馬市の友の声。東日本大震災

「一緒に活動できなくなった寂しさはあります。でも、それ以上に、ここで発心した人たちが、新しい場所でも頑張っているのが、うれしい」。 本紙の連載「みらいへの記」…

神無月の巫女二次創作小説「夜の桎（あしかせ）」（十五）

大神神社への参拝客が増えはじめたのは、御神籤やお守りの売れ行きからも知れた。なかには学園内の知った顔ぶれもあって、親しげに声をかけてくる連中もいた。やたらと賑わしくなった絵馬掛を見るともなく眺めていると、人間がさまざまな懊悩を抱えていることがよくわかってしまうのだ。他人のこころに巣くう欲のあらましを偸み見るのは、あまり気分がいいものではなかった。ましてや、あの一枚の絵馬を見るとなおさらに。八月半ばのとある昼下がり、ソウマは絵馬のひとつひとつに目を凝らしていた。不審な絵馬を探し出すのが目的だった。誰かを呪うような絵馬、あるいは指名手配犯の書いた絵馬。他人の失態や失恋を誘うような文面や、離縁を願うものもあって、読んでいるだけで居たたまれない気持ちにさせられる。露骨なものは排除せねばならない。そして、ソウマはあの一枚...神無月の巫女二次創作小説「夜の桎（あしかせ）」（十五）

らくがき・澪

アニメ・マンガ・映画・ドラマ・フィギュアスケートの感想とオリジナルイラスト・小説がメインです。コメント歓迎します。

当たり前になる恐怖

当たり前になる恐怖頭脳も腕力も当たり前の物になり恵まれた資質に有難味がなくなる理解も協力も当たり前の事になり恵まれた環境に有難味がなくなるいくら頑張っても伸び…

ガラクタ。

仕組まれたに塗れて僅かながらの希望に耳を澄ませた少女は泣きながら微笑んでいた「１０歳」それが少年との別れの年齢「１０歳」それが少年を手にかける年齢少女は手首に…

詞「この夢の続きを…」

    この夢の続きを見せて掠れた声で呟いた 重なった食器は冷たくもう君の体温は無い 愛された日々の眩しさ記憶は「１人」を突き付ける もしあの時君を追い掛けた…

東日本大震災の被災地にある福祉施設に、プロの音楽家たちが慰問に訪れた時

東日本大震災の被災地にある福祉施設に、プロの音楽家たちが慰問に訪れた時のこと。 彼らは２、３人のアンサンブルに分かれ、各部屋へ出向いては心安らぐ旋律を奏でた。…

「Ｋｉ－Ｋｉの言葉の魔法」No.６９-２.「 当たり前のこと 」

いつも、ご訪問ありがとうございます(*^ー^*)「Ki-Kiの言葉の魔法」..No.６９-２..「 当たり前のこと 」...病気じゃない事が、当たり前だとした…

冷静な評家

冷静な評家次々と期待された人々が転落して自分から邪魔になる物を偽り築く無意味に原因の追及が湧き起こり一秒足りとも無駄に使いたくない関心の欠片もない是非を問われ…

らくがき・サイファ

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女神の探し物〈13〉 父を求めて彷徨うＹ字

「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何？」を、科学的、文学的、ときどき叙情的（？）に解き明かす恋愛論ブログです。

がんの原因が、遺伝に起因する割合は、「５０％」「２０％」「５％」のうち、さてどれだろうか。

がんの原因が、遺伝に起因する割合は、「５０％」「２０％」「５％」のうち、さてどれだろうか。東京大学医学部附属病院の中川恵一准教授が、ある講演会で投げ掛けた問い…

神無月の巫女二次創作小説「夜の桎（あしかせ）」（十四）

通話が終わったら、けそけそに文句を投げつけてやろうと思っていたのに。ソウマが思いがけず洩らしたのは、こんな問いかけだった。「ユキヒトさん、つまらない質問を受け取ってくれますか？」「僕でよければ喜んで。質問がつまらなくなるのは、回答者の受けとめ方が悪いせいですよ」茶化しはするが、訊ねたことにはそれなりの答えをくれる相手でもある。少なくとも、発した問いかけを惨めだと思い返すような仕打ちはしない。質問がつまらないのは、そもそも質問者があらかじめ想定した答えを相手から引き出せないことに、不満があるからでもある。自分に都合のいい答えを期待して投げたのではない。答えの出しにくいような問いを発することの気後れもある。だからこその愚問なのである。ソウマはひと呼吸おいてから、「叶わなかった願いはどこへ行くのかな」「願いは願いのま...神無月の巫女二次創作小説「夜の桎（あしかせ）」（十四）

偶然伝い

偶然伝い浅はかな心配に大きな意味はなく数知れない危険性と隣り合わせに有って無いような確率を引き当て極めて限られた条件が満たされる僅か一回足らずで理想論が実現し…

らくがき・澪

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誓い。

罪と傷痕と愛の狭間で誰にも祝福なんてされずにそっと愛の花が咲くのです私は貴方を護って貴方は私を護ってそれだけで至福でした貴方に抱き締められた瞬間に私は恋に落ち…

詞「星月夜」

   星月夜　君の名を呼ぶ 風の旋律　羽音　掻き消す 終幕に抗う僕の栞楔とは酷なもの 勇敢なままじゃいられずに脆い翼は砕け散った後悔にひしがれるレクイエム 星…

「Ｋｉ－Ｋｉの言葉の魔法」No.６７-２.「 口 癖 (くちぐせ)」

いつも、ご訪問ありがとうございます(*^ー^*)「Ki-Kiの言葉の魔法」..No.６７-２..「 口 癖 (くちぐせ)」...８年前….難病(重症筋無力症)…

らくがき・アンジェリカ

アニメ・マンガ・映画・ドラマ・フィギュアスケートの感想とオリジナルイラスト・小説がメインです。コメント歓迎します。

人間関係の二つの強み

人間関係の二つの強み人を見る目がないから怖いだけだ自分が変えないと何も変わらない悩んでる暇があったら駆け出して打開に向けて動き出した方が早い嘆いていても何も始…

よくもまあ、、、言うわね

　「いやーーー寒い、なんて寒さだ。これ気候がおかしいんじゃねえのか？」　「たまんねえなぁ、暑い、汗が出る。なんてことだ。すっかり春、いや初夏みてえだ」　「服が決められないよ。どうなってんだ。寒いと思えば暑いし、温かいと思えば寒い」　「気がつくと汗だく。こんなもの着て来るんじゃなかった。Tシャツでもいいぐらいだ」　「これから温かくなると油断してたらこの寒さだよ。ったく風邪ひきそうだぜ」　「なんて陽気...

病院こぼれ噺

　そこは専門病院で毎週手術をしてどんどん患者を送り出す。　普通の病院の手術とは違う。　　まるでタイヤ交換の要領でやる。　人工関節の専門医だ。　医者も経験を積んでそれこそ早業でやってのける。　だから、専門病院としてそこは面倒な患者を嫌う。　仕事は適確、迅速に。患者の戯言にはほとんど付き合わない。　重要なのは結果。それだけに集中している。　手術室から帰ってきたら自称セレブの婆さんが騒いでいたそうな。　...

今日はエイプリルフール

日々の芸術療法(アートセラピー)マンダラ塗り絵^^ マンダラぬり絵ダイアリープログラム ([バラエティ])/フェリシモ出版￥1,296Amazon.co.jp…

感情爆発の芸当

感情爆発の芸当すぐに心配の歯止めが掛かってる一つ一つ無理が祟って何が済む？後がなくなる境界に目を覚まして感情爆発で真の実力を湧き起こし飛び出した瞬間に拍車が掛…

らくがき・梨子

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