君の足跡.

君の足跡.

君の足跡 凍える街 今の僕にとっての冬の一日は ただ寒いだけで終わる… 貴女が僕の頬を その白い手でたぐり 僕を泣かせたのは 僕が高校2年の春 風にちぎれた 君の名を 何度も何度も 泣きながら呟いた 就職が決まり 都会で暮らす事になった君と 見送る事しか 何も出来無かった 僕 二人別れた この駅に佇み 今も君を思う 星占いが 大好きな君が言ってた 約束の未来は 二人には訪れる事は無かった それでも君を愛せた事を 僕は誇りに思う そして僕等は別々に歩き出した 君は僕のいない世界を 僕は君のいない世界を 泡沫の夢でも 君と過ごした日々を 僕は決して 忘れない… 凍える街 今の君にとっての冬の一日は どう感じるのだろう? 君の足跡をたどり その愛の重さを知った… 君の足跡をたどり 眠りかけてた 愛しさが蘇った…